2011年1月10日

インデックスファンドを比較してみました (2011年1月)

2010年11月26日に野村アセットマネジメントの投資信託にFunds-iシリーズが登場しました。

[インデックスファンドシリーズ「Funds-i」10 本を新規設定 - 野村ホールディングス]
http://www.nomuraholdings.com/jp/news/nr/etc/20101126/nam20101126.pdf

この投資信託の設定から1ヶ月ちょっと経過しました。
以下の記事を踏まえて再度比較してみます。

 [CMAMとeMAXISとSTAMを比較してみました (2010年9月) - Skygear]
http://skygear.blogspot.com/2010/09/cmamemaxisstam-20109.html

以下のインデックスファンドについて整理・比較してみますが、インデックスファンドの数が増えてきたので表の表現方法を少し変更しました。
  •  CMAM “e”シリーズ (中央三井アセットマネジメント)
  •  eMAXISシリーズ (三菱UFJ投信)
  •  Funds-iシリーズ (野村インデックスファンド)
  •  STAMインデックスシリーズ (住信アセットマネジメント)

表は税込みの信託報酬、()内は信託財産留保額、青数字は設定上の最低コストの投資信託。
インデックス CMAM eMAXIS Funds-i STAM ETF
日経225 -- 0.42% (0.0%) 0.42% (0.0%) 0.42% (0.0%) 0.252% (野村:1321)
TOPIX 0.3885% (0.0%) 0.42% (0.0%) 0.42% (0.0%) 0.4725% (0.05%) 0.252% (野村:1306)
国内REIT -- 0.42% (0.3%) 0.42% (0.3%) 0.525% (0.05%) 0.336% (野村:1343)
国内債券 0.3885% (0.0%) 0.42% (0.0%) 0.42% (0.0%) 0.42% (0.05%) --
先進国株式 0.525% (0.0%) 0.63% (0.0%) 0.5775% (0.0%) 0.63% (0.05%) 0.2625% (日興:1680)
先進国REIT -- 0.63% (0.3%) 0.5775% (0.3%) 0.6825% (0.05%) --
先進国債券 0.525% (0.0%) 0.63% (0.0%) 0.5775% (0.0%) 0.5775% (0.05%) 0.2625% (日興:1677)
新興国株式 -- 0.63% (0.3%) 0.63% (0.3%) 0.6825% (0.3%) 0.2625% (日興:1681)
新興国債券 -- 0.63% (0.3%) 0.63% (0.3%)※ 0.63% (0.3%) 0.60% (外国:EMB)

※Funds-iの新興国債券は「為替ヘッジ無し」及び「為替ヘッジ有り」共に、信託報酬0.63%、信託財産留保額0.3%です。

参考として、国内市場に出ているETFの運用会社と証券コードも載せています。
投資信託のみで資産運用を行う場合の各インデックスの購入先を検討してみました。
  • 日経255 … eMAXIS & Funds-i & STAM
  • TOPIX … CMAM
  • 国内REIT … eMAXIS & Funds-i & STAM
  • 国内債券 … CMAM
  • 先進国株式 … CMAM
  • 先進国REIT … eMAXIS & Funds-i & STAM
  • 先進国債券 … CMAM
  • 新興国株式 … eMAXIS & Funds-i
  • 新興国債券 … eMAXIS & Funds-i & STAM
Funds-iの投資信託はeMAXISとほぼ同じ信託報酬設定であるため、eMAXISにFunds-iが並んで入ってきました。
なお、REIT系のインデックスファンドは各アセットマネジメント会社で投資対象や投資方針に差異が感じられますので、 ここではeMAXIS、Funds-i、STAMへの分散投資による平均化のメリットを考慮しています。

しかし、他サイトで「野村は真剣にインデックスファンドを売る気はあるのか?」という指摘があります。
この背景には野村ホールディングス傘下のネット証券だった「ジョインベスト証券」の解散と野村證券との統合、そして一部投資信託を除いての取り扱いの停止があります。

[ジョインベスト証券が野村證券と統合へ - Skygear]
http://skygear.blogspot.com/2009/10/blog-post.html

この取り扱いを停止した投資信託に多くのインデックスファンドがあったため、そのことによる不信感に繋がっています。
また、Funds-iは最後発ですが他のインデックスファンドに対するアドバンテージがあまりありません。
そのため、これから投資信託を積み立てる人以外は、現行の投資信託で良いと思います。

なお、ETFや国債現物を含めて検討すると以下のようになりました。
  • 日経255 … ETF (野村:1321など)
  • TOPIX … ETF (野村:1306など)
  • 国内REIT … ETF (野村:1343など)
  • 国内債券 … 国債現物 & CMAM
  • 先進国株式 … ETF (日興:1680、三菱UFJ:1550やTOK)
  • 先進国REIT … eMAXIS & Funds-i & STAM
  • 先進国債券 … CMAM
  • 新興国株式 … ETF (日興:1681やVWO)
  • 新興国債券 … eMAXIS & Funds-i & STAM
こちらもeMAXISがあるところにFunds-iが並んできました。
Funds-iの新興国債券は、低コストインデックスファンドとして唯一「為替ヘッジ有り」の投資信託を用意しています。
eMAXISやSTAMと合わせてFunds-iの新興国債券「為替ヘッジ有り」の投資信託を積み立てることで多少、リスクの平均化ができると思います。

何はともあれ、金融商品が拡充され選択肢が増えることは利用者としてうれしいことです。

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