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2018-05-27

世界の5大高級時計メーカー

腕時計などの世界における時計の出荷台数としては、日本のシチズン (CITIZEN) 、セイコー (SEIKO) 、カシオ (CACIO) などが大きなシェアを占めています。
しかし、金額ベースで見ると、スイスの高級時計メーカーが大きな世界シェアを占めています。

高級時計 (イメージ)

100万円未満の高級時計ではロレックス (ROLEX) やオメガ (OMEGA) が有名かつ売れ筋ですが、よりな高級な時計メーカーとして、世界には5つの高級時計メーカーが存在します。
その世界の5大高級時計メーカーについてまとめてみます。

  1. パテック・フィリップ (PATEK PHILIPPE)
    https://www.patek.com/

    1839年にスイスのジュネーブでアントワーヌ・ノルベール・ド・パテックとフランチシェック・チャペックの2人のポーランド人によって創業された高級時計メーカーです。
    ヴァシュロン・コンスタンタン (VACHERON CONSTANTIN) 、オーデマ・ピゲ (AUDEMARS PIGUET) と共に世界の3大高級時計メーカーの一角でもあります。
    創業以来、製造した全ての時計の修理を保証しています。
    以前は「ジュネーブ・シール」を取得していましたが、2009年春から独自基準の「パテック・フィリップ・シール」を導入しています。

    【代表的なモデル】
    • カラトラバ (Calatrava)
    • ノーチラス (Nautilus)
    • アクアノート (Aquanaut)
       
  2. ヴァシュロン・コンスタンタン (VACHERON CONSTANTIN)
    http://www.vacheron-constantin.com/

    1755年にスイスのジュネーブでジャン・マルク・ヴァシュロンによって創業された高級時計メーカーです。
    パテック・フィリップ (PATEK PHILIPPE) 、オーデマ・ピゲ (AUDEMARS PIGUET) と共に世界の3大高級時計メーカーの一角でもあります。
    以前はバセロン・コンスタンチンと呼ばれていました。
    高級スイス時計の証としても用いられる「ジュネーブ・シール」を多くのモデルで取得しています。

     【代表的なモデル】
    • パトリモニー (Patrimony)
    • マルタ (Malte)
    • オーバーシーズ (Overseas)
       
  3. オーデマ・ピゲ (AUDEMARS PIGUET)
    https://www.audemarspiguet.com/jp/

    1875年にスイスのル・ブラッシュでジュール=ルイ・オーデマとエドワール=オーギュスト・ピゲによって創業された高級時計メーカーです。
    パテック・フィリップ (PATEK PHILIPPE) 、ヴァシュロン・コンスタンタン (VACHERON CONSTANTIN) と共に世界の3大高級時計メーカーの一角でもあります。
    創業以来、製造した全ての時計の修理を保証しています。
    なお、「ジュネーブ・シール」はジュネーブで作られていることも条件なので、オーデマ・ピゲ (AUDEMARS PIGUET) は「ジュネーブ・シール」を取得していません。

    【代表的なモデル】
    • ロイヤル・オーク (Royal Oak)
    • ミレネリー (Millenary)
    • ジュール・オーデマ (Jules Audemars)
       
  4. ブレゲ (BREGUET)
    https://www.breguet.com/

    1775年にフランスのパリでアブラアン・ルイ・ブレゲ (スイス、ヌーシャテル生まれ) によって創業された高級時計メーカーです。
    創業者のアブラアム・ルイ・ブレゲは、ゼンマイのばね定数を一定に保ち高い精度を維持する「ブレゲひげゼンマイ」、修正することなく正しい日付を表示できる「パーペチュアルカレンダー」、音で時を知らせる「ミニッツリピーター」、重力の影響によりゼンマイ時計が狂うのを防ぐ「トゥールビヨン」などの機械式時計で画期的な機構を発明し、時計の歴史を200年早めたとも云われる天才時計職人です。
    現在はスイスのスウォッチグループの傘下企業となっています。

    【代表的なモデル】
    • トラディション (Tradition)
    • アエロナバル (Aeronavale)
    • マリーン (Marine)
       
  5. ランゲ & ゾーネ (A. LANGE & SÖHNE)
    https://www.alange-soehne.com/

    1845年にドイツのザクセン州グラスヒュッテでアドルフ・ランゲによって創業された高級時計メーカーです。
    第二次世界大戦で1945年にソビエト連邦軍の空襲を受けて時計工場が破壊され衰退しましたが、1990年の東西ドイツ統一後、アドルフ・ランゲのひ孫にあたるヴァルター・ランゲによってブランドが再建されました。
    ブランドの和名表記は現在「A.ランゲ & ゾーネ」となっています。
    現在はスイスのリシュモングループの傘下企業となっています。

    【代表的なモデル】
    • ランゲ1 (Lange 1)
    • グランド・ランゲ1 (Grand Lange 1)
    • サクソニア (Saxonia)

ちなみに、私は実用性に優れたシチズン (CITIZEN) 「アテッサ (ATTESA) 」の、ソーラー電波腕時計かつケース素材がチタンのクロノグラフを常用しています。
上記の5大高級時計メーカーの高級腕時計だと、故障したときの修理費用もかなりになり、紛失や盗難の心配など、普段使いとして使用できる気がしません。
そんなことを気にしないで高級時計を常用できるほどになってみたいものですね。

2018-05-13

コーヒー豆の焙煎 (ロースト) の8段階

焙煎 (ばいせん、Roast:ロースト) とは、コーヒー豆の生豆を火で煎る (焼く、焙る) ことを意味します。
収穫したばかりの生豆は、味がほとんどせず、香りも農作物の青臭さや穀物っぽい匂いがします。
このコーヒーの生豆を火で煎ることにより、香りや酸味、苦味、甘味が出るようになります。

コーヒー豆 (イメージ)

品種や産地だけでなく、焙煎がコーヒーの味の重要な決め手ともなります。
一般的には、浅煎りから深煎りまでを8段階に分けて表示します。
コーヒー豆の焙煎の焙煎 (ロースト) の8段階を、以下にまとめてみます。

【コーヒー豆の焙煎 (ロースト) の8段階】

  1. ライト・ロースト (Light Roast)
    最も浅煎りで、コク・香りはほとんどない。
    この焙煎度では、コーヒーとして飲まれることは、まずない。
     
  2. シナモン・ロースト (Cinnamon Roast)
    シナモンに近い色。
    浅煎りで、コク・香りは少ない。
    この焙煎度では、コーヒーとして飲まれることは、まずない。
     
  3. ミディアム・ロースト (Medium Roast)
    別名、アメリカン・ロースト (American Roast) 。
    浅煎りで、酸味が強く、苦味はほとんどない。
    アメリカンコーヒー向き。
    焙煎する前の時点で充分な水分抜きを行わないと、渋みが目立ち飲みにくい味わいになる。
     
  4. ハイ・ロースト (High Roast)
    中浅煎りで、酸味はまだ残っていて、苦味や甘味も少し出てくる。
    酸味は充分に残っているが、同時にほんのりと苦味も感じられるようになる。
     
  5. シティ・ロースト (City Roast)
    中煎りで、日本や北欧で好まれる焙煎度。
    シティー・ローストの「シティー」は、ニューヨーク・シティーが由来。
     
  6. フルシティ・ロースト (Full-City Roast)
    中深煎りで、酸味は少なくなり、苦味のほうがよく感じられる。
    コーヒー豆の表面に油が出てきて、香ばしい香りが出てくる。
     
  7. フレンチ・ロースト (French Roast)
    フランス式。
    深煎りで、酸味はほとんどなく、苦味が際立ってくる。
    カフェオレやウィンナーコーヒー、エスプレッソ、アイスコーヒーなどに向いている。
    コーヒー豆の色はほとんど黒に近く (濃いこげ茶色) 、表面に油が出てくる。
     
  8. イタリアン・ロースト (Italian Roast)
    イタリア式。
    最も深煎りで、酸味はなく、濃厚な苦味が際立つ。
    香ばしい香りも強く出てきて、アイスコーヒーなどに向いている。
    焙煎 (ロースト) の8段階の中では色がもっとも黒に近く、コーヒー豆はテカテカと光るほど、表面に油が出てくる。

コーヒー豆の焙煎時間と味の傾向】

コーヒー豆の焙煎度焙煎時間味の傾向
(-) 生豆 (Green Coffee Beans)
-
-
(1) ライト・ロースト (Light Roast)
短い
酸味が強い
(2) シナモン・ロースト (Cinnamon Roast)
(3) ミディアム・ロースト (Medium Roast)
(4) ハイ・ロースト (High Roast)
(5) シティ・ロースト (City Roast)
(6) フルシティ・ロースト (Full-City Roast)
(7) フレンチ・ロースト (French Roast)
(8) イタリアン・ロースト (Italian Roast)
長い
苦味が強い

焙煎時間 (焙煎度) と味の傾向は、表にまとめると上記の表のようになります。