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2019-12-22

KDDIがau WALLETポイントをPontaに統合へ

KDDI社が独自ポイントサービスである「au WALLETポイント」からロイヤリティマーケティング社が推進するポイントサービス「Ponta」へ統合する方針を発表しました。
ポイントカード
(イラスト著作:みふねたかし@いらすとや)

[ネットとリアルを融合した新たな消費体験の創造]
(KDDI、三菱商事、ロイヤリティマーケティング:2019年12月16日)
https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2019/12/16/4189.html
────────引用ここから────────
2020年5月以降KDDIとLM (ロイヤリティマーケティング) は、両社のポイントをLMが運営する共通ポイントサービス「Ponta」に統一するほか、ID連携を推進していきます。
これにより、会員基盤は国内最大級の1億超、さらに決済サービスとの連携により、モバイル口座数は2,200万超、年間ポイント付与額は2,000億超となります。
────────引用ここまで────────

[au WALLETポイントをPontaに統合。KDDIとローソンがポイント+次世代コンビニ提携]
(Impress Watch:2019年12月16日)
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1224679.html

他社は既に…
  • NTTドコモ
    利用者以外にも開放した「dポイント」と「d払い」で経済圏を拡大中。
     
  • ソフトバンク
    傘下のYahoo! Japanを通じて「Tポイント」と連携済み (ただし、PayPay との関係から今後どうなるかは不明) 。
    Yahoo! ウォレット、ジャパンネット銀行などグループ会社間の連携で経済圏を拡大中。
     
  • 楽天
    携帯電話事業に新規参入予定だが、「楽天スーパーポイント」や「楽天ペイ」、楽天銀行 (旧イーバンク銀行) など楽天市場に関連する経済圏を持っている。
     
…と、ポイントサービスだけでなく広範にオープン戦略を採用しており、それぞれの経済圏を拡大させていました。

KDDI 社は、「au WALLET」や「au Pay」、じぶん銀行などで経済圏の拡大を狙っていましたが、ポイントサービスは自社顧客のみ対象としたクローズ戦略のままで、後塵を拝していました。

KDDI 社が「Ponta」陣営と提携したのは他社の状況を見ると自然な流れです。

今後の進展に期待です。