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2020-08-16

為替スワップと通貨スワップの違い

アメリカ合衆国 (USA) の連邦準備理事会 (FRB) は韓国をはじめ、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、オーストラリア、ニュージーランド、ブラジル、メキシコの各中央銀行、シンガポール金融管理局とも為替スワップ協定を2020年3月19日に締結し、コロナ禍における通貨危機や金融危機に備える対処を行いました。

[米FRBと為替スワップ契約を締結]
(日本貿易振興機構 (JETRO) :2020年03月24日)

為替スワップ (イメージ)

そして、2020年7月31日、韓国銀行 (中央銀行) は、3月19日に締結した FRB との600億ドル規模の2国間為替スワップ契約期間を6カ月延長すると発表しました。

[米FRBとの為替スワップ契約期間を延長]
(日本貿易振興機構 (JETRO) :2020年08月04日)

ところが、2020年3月の時と同様に今回も韓国系マスメディアは「為替スワップ協定」ではなく「通貨スワップ協定」と表現しているのです。

[韓米通貨スワップ、6カ月延長へ…コロナ不確実性は相変わらず]
(中央日報:2020年07月30日)

「為替スワップ協定」と「通貨スワップ協定」、この2つは大きく異なるスワップ協定です。

以下に整理します。

・・・・・・・・

【為替スワップ協定】

英語では “Liquidity swap arrangements” と呼びます。

端的には締結国同士の金融機関に対して通貨を貸し出すというスワップ協定です。

為替スワップ協定では、基本的には民間金融機関に対してのみ、資金が供給されます。

これは、中央銀行同士がお互いに自国の通貨を相手国の民間金融機関に対して提供するというスワップであり、通貨スワップ (BSA) とは性格が異なります。

このため、通貨危機の際に、中央銀行などの通貨当局が為替スワップで通貨を引き出して通貨防衛に使う、といった利用方法は認められていません。

【通貨スワップ協定】

英語では “Bilateral currency Swap Agreements” (BSA) と呼びます。

端的には中央銀行同士が通貨を交換するというスワップ協定です。

中央銀行が通貨スワップ締結相手国に自国通貨を預けて外貨を貸してもらい、それを通貨防衛に使って危機を乗り切る、という使い方が一般的です。

その際、通貨スワップの金額は多ければ多いほど通貨の安定化には効果があり、また、実際に通貨スワップを発動しなくても、投機筋に対しては「わが国はこれだけの通貨スワップがある」とアナウンスする効果も期待できます。

ただし、世界の基軸通貨はアメリカドル (USD) なので、まずは、自国通貨と相手国ローカル通貨との通貨スワップ協定の場合は「アメリカドル (USD) と自国通貨との交換規模に換算した額」が重視されます。

したがって、通貨危機が発生した際にも、まず必要になるのはアメリカドル (USD) であり、通貨危機の際には、通貨スワップから引き出したアメリカドル (USD) を売って自国通貨を買い支えることになります。

・・・・・・・・

さて、今回の英語の原文を読むと、アメリカ合衆国の FRB のプレスリリースでは「liquidity arrangements (swap lines) = 為替スワップ協定」と記載しています。

[Federal Reserve announces the establishment of temporary U.S. dollar liquidity arrangements with other central banks]
(FRB:2020年03月19日)

韓国銀行のサイトでは「bilateral currency swap arrangement = 通貨スワップ協定」記載しています。

[韓国銀行 (中央銀行) のプレスリリース (韓国語) ]
(韓国銀行:2020年03月19日)

基軸通貨はアメリカドル (USD) であり、ならば、その発行元であるアメリカ合衆国の FRB の発表が正しいでしょう。

つまり、アメリカ合衆国 (USA) の連邦準備理事会 (FRB) が各国の中央銀行や金融管理局と締結し、協定を延長したのは「為替スワップ協定」であり、「通貨スワップ協定」ではありません。

このようなミスリードは、正しい認識を阻害する要因になるので注意しましょう。

2020-05-03

新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の情報まとめ (2)

2020年4月26日の投稿に続き、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の情報をまとめていきます。

新型コロナウイルス (SARS-CoV-2) (イメージ)
新型コロナウイルス (SARS-CoV-2) (イメージ)

[新型コロナウイルス感染症について - 厚生労働省]

2020-04-26

新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の情報まとめ (1)

新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の感染拡大が続くなか、日本政府は2020年4月16日、特別措置法 (新型インフルエンザ等対策特別措置法) に基づく緊急事態宣言を全都道府県に拡大しました。
 (なや、緊急事態宣言そのものは2020年4月7日から発令中)

新型コロナウイルス (SARS-CoV-2) (イメージ)
新型コロナウイルス (SARS-CoV-2) (イメージ)

[新型コロナウイルス感染症について - 厚生労働省]

新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の情報をまとめていきます。

2020-03-08

iPhone当選に見せかけた「2020 年間ビジターアンケート」詐欺サイトに注意!!

Webサイトを開いていくと、突然、「2019 年間ビジターアンケート」や「2020 年間ビジターアンケート」といったWebサイトが突然表示され「iPhoneが当選しました」「iPhoneを100円でプレゼント」などの言葉で、電子メールやクレジットカード情報を入手しようとする悪質な詐欺サイトに出くわすことがあります。

皆さん、ご注意ください。
サイバー犯罪者 (イメージ)
サイバー犯罪者 (イメージ)

以下のようなWebサイトです。

まず、Webサイトを開いていくと、突然、下記のようなポップアップ広告のような詐欺サイトが開きます。

「OK」をクリックすると、当選に見せかけた、アンケートが始まります。
「2020 年間ビジターアンケート」の右に「undefined」と表示されていますが、通常はWebブラウザ経由で地域名が表示されます。

適当にアンケートを進めると、iPhone当選に見せかけた画面が表示されます。
ここで表示されているコメントも含めて、偽物です。

詐欺サイトを更に開いてすくと、電子メール入力画面が表示されます。
ここで入力した電子メールは、「詐欺に引っかかりやすい人の電子メールアドレス」として犯罪者の間で出回ることになります。

さらに、サイバー犯罪者にとって本命であるクレジットカード情報の入力画面が表示されます。
ちなみに「オファーの残り時間」は欺す相手を慌てさせて思考力を奪うためのもので、実際にはタイムアウトにならず、時間が巡回するだけです。

【対処方法】
  • 突然、Webサイトが表示された場合は基本的に全て詐欺だと考えること。
  • 入力を求められた場合、URL や (できれば) ソースコードを確認すること。
  • 電子メールや個人情報等を安易に入力しないこと。
  • クレジットカード情報は、信頼できる企業のサイト以外では、決して入力しないこと。
  • 正規のクレジットカード情報を入力してしまった後に詐欺サイトと気づいた場合は、速やかに、そのクレジットカードを無効にすること。
皆さん、ご注意ください。

2019-12-22

KDDIがau WALLETポイントをPontaに統合へ

KDDI社が独自ポイントサービスである「au WALLETポイント」からロイヤリティマーケティング社が推進するポイントサービス「Ponta」へ統合する方針を発表しました。
ポイントカード
(イラスト著作:みふねたかし@いらすとや)

[ネットとリアルを融合した新たな消費体験の創造]
(KDDI、三菱商事、ロイヤリティマーケティング:2019年12月16日)
https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2019/12/16/4189.html
────────引用ここから────────
2020年5月以降KDDIとLM (ロイヤリティマーケティング) は、両社のポイントをLMが運営する共通ポイントサービス「Ponta」に統一するほか、ID連携を推進していきます。
これにより、会員基盤は国内最大級の1億超、さらに決済サービスとの連携により、モバイル口座数は2,200万超、年間ポイント付与額は2,000億超となります。
────────引用ここまで────────

[au WALLETポイントをPontaに統合。KDDIとローソンがポイント+次世代コンビニ提携]
(Impress Watch:2019年12月16日)
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1224679.html

他社は既に…
  • NTTドコモ
    利用者以外にも開放した「dポイント」と「d払い」で経済圏を拡大中。
     
  • ソフトバンク
    傘下のYahoo! Japanを通じて「Tポイント」と連携済み (ただし、PayPay との関係から今後どうなるかは不明) 。
    Yahoo! ウォレット、ジャパンネット銀行などグループ会社間の連携で経済圏を拡大中。
     
  • 楽天
    携帯電話事業に新規参入予定だが、「楽天スーパーポイント」や「楽天ペイ」、楽天銀行 (旧イーバンク銀行) など楽天市場に関連する経済圏を持っている。
     
…と、ポイントサービスだけでなく広範にオープン戦略を採用しており、それぞれの経済圏を拡大させていました。

KDDI 社は、「au WALLET」や「au Pay」、じぶん銀行などで経済圏の拡大を狙っていましたが、ポイントサービスは自社顧客のみ対象としたクローズ戦略のままで、後塵を拝していました。

KDDI 社が「Ponta」陣営と提携したのは他社の状況を見ると自然な流れです。

今後の進展に期待です。

2019-07-21

「京都アニメーション」の第1スタジオで放火殺人テロが発生

2019年7月18日、アニメ制作会社「京都アニメーション」の第1スタジオに埼玉県在住の無職 (生活保護受給者) 、青葉真司容疑者 (41) が侵入し、ガソリンを撒いて火を放つという、放火殺人テロが発生しました。

現時点 (2019年7月21日) で、同社社員34人が死亡、35人が重軽傷の被害、日本において未曽有の放火殺人テロとなりました。
弔花

亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被害にあわれた重軽傷者の回復をお祈り申し上げます。

犯人の青葉真司容疑者も大火傷を負い、京都第一赤十字病院に搬送後、近畿大学医学部附属病院に転院し、意識が回復しないまま治療を受けているとのこと。

たとえ回復したとしても現住建造物等放火罪並びに殺人罪で死刑となるであろうことはわかっていながら、犯人の治療を続ける医療従事者には頭が下がる思いです。

このような放火殺人テロは防ぎにくく、どのように再発防止が行えるか、対策には限界も感じます。

議論されているガソリン等の購入時の身元確認程度では手間がかかるだけで防犯になりません。

短絡的かもしれませんが、青葉真司容疑者はコンビニ強盗の前科持ちとの報道があるので、アメリカの検索結果性犯罪者GPS監視のように、重犯罪の前科持ちにGPS発信器を付けて行動を社会で監視するのが犯罪の防止につながるのではないかと思います。

2019-05-01

改元…平成から令和へ

本日、2019年5月1日から、元号が「平成」から「令和」 (れいわ) に変わりました。
平成から令和へ
(イラスト著作:みふねたかし@いらすとや)

明治からの元号のイニシャルを並べても重複しません。

M:明治 → T:大正 → S:昭和 → H:平成 → R:令和

注意が必要な点は、2019年4月30日が平成32年4月30日、2019年5月1日が令和元年5月1日と、年度及び西暦の区切りでの改元ではないという点です。

新しい時代が、皆が安心し、幸福に過ごせる時代となりますように。

2019-02-03

フィーチャーフォン向けモバイルSuicaが2020年にサービス終了へ

先月中旬、JR東日本が、モバイルSuicaのフィーチャーフォンのサポート、及び、一部 Android スマートフォンのサポートを終了するスケジュールを発表しました。
ただし、iPhone は影響を受けません。
交通系IDカード (イメージ)
(イラスト著作:みふねたかし@いらすとや)

[モバイルSuica一部サービスの変更および終了について]
(JR東日本:2019-01-16)
https://www.jreast.co.jp/mobilesuica/new_s/servicechange201901.html
https://www.jreast.co.jp/press/2018/20190107.pdf (PDF)

[「モバイルSuica」が年会費無料に。Androidスマホとケータイ向け]
(Impress Watch:2019-01-16)
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1164849.html

サービスを受けられるデバイスを制限する代わりに、登録クレジットカードがビューカード以外だった場合に発生していた年会費が無料化します。


  1. 年会費の無料化 (2020年2月26日以降)
  2. 一部機種 (フィーチャーフォンなど) でのサービス終了
    (2020年2月25日または2020年12月22日)
  3. モバイルSuica特急券のサービス終了 (2019年3月末)
 
現在、私はフィーチャーフォンでモバイルSuicaを使用しているため、とても困ります。

定期券もオンラインで購入できなくなります。

私はフィーチャーフォンとスマートフォンの2台持ちですが、私が使用しているスマートフォンは Felica (おサイフケータイ) に対応していないため、将来的にはこのスマートフォンの買い替えを検討しなければなりません。

もし、スマートフォンを買い替えない場合、カードタイプのSuicaも検討対象に入ります。

しかし、カードタイプのSuicaでも定期券購入はオンラインで完結できないし、悩ましい…

2018-04-22

高齢者優遇は改める時期にきている

公共交通機関には優先席 (優先座席) というものがあり、その中に「お年寄りの方」という記述があります。

優先 (座) 席のステッカー (出典:京都市交通局)

この他にも、高齢者優遇は文化的・慣行的なものだけでなく、社会福祉にも多く存在し…
  • シルバーパス (福祉乗車証) によって、わずかな支払いだけで自治体が運営する公共交通機関の利用が可能
  • 健康保険における優遇 (医療自己負担が、70歳以上は2割、75歳以上は1割)
  • 所得の低い高齢者1人あたりに3万円を給付する「臨時福祉給付金」
  • 年金受給の世代間格差 (物価を考慮しても存在する納付金額と受給金額の格差)
…などがあります。

しかし、このような高齢者優遇は制度的に限界に来ており、改める時期にきていると思います。
また、「高齢者」であることだけで優遇せずとも支援が必要な方は、条件に該当さえすれば現行の他の社会福祉でカバーできます。
少子高齢化社会に突入した現状を踏まえて、感じたこと、実体験、報道、各種の統計やレポートをもとに考えをまとめたいと思います。

【高齢者の定義】

「高齢者」の定義はいくつか存在し、曖昧なので整理します。
  1. 国際連合では60歳以上を高齢者としています。
  2. ですが、国際連合の機関の1つである世界保健機関 (WHO) では、65歳以上を高齢者としています。
  3. 日本の「高齢者の医療の確保に関する法律」などでは、「65歳 - 74歳までを前期高齢者、75歳以上を後期高齢者」と規定しています。
ここでは日本の法律の65歳以上を高齢者または老 (齢) 人として話を進めます。

【高齢者の甘えと実体験】

(1) 公共交通機関でよく見かける高齢者のマナー違反やモラルハザード
実体験として、公共交通機関における高齢者のマナー違反やモラルハザードが特に目立ち…
  • 公共交通機関から降りようとする客にお構いなく無理矢理に乗ろうとする。
  • 公共交通機関で無理矢理に割り込んできて座席に座る。
  • 公共交通機関内で携帯電話をマナーモードにしない。
  • 公共交通機関内で平然と携帯電話で通話する。
  • 公共交通機関で座っている席の隣に荷物を置く。
  • 注意すると逆ギレし高圧的にがなり立てて罵ってくる。
…といったものは、公共交通機関を利用するたびに、必ずどれかは見かけるほどです。
マナーやモラルが欠如した高齢者が多すぎます。

これらは「高齢者は敬われるべきで多少のことは許される」、「高齢者はわがままを言っても許される」という高齢者特有の甘えから来ていると考えます。

[小5児童、高齢者が泣く赤ちゃんにキレるのは「とても残念」投書に反響]
(J-CASTニュース:2018-04-02)
https://www.j-cast.com/2018/04/02325184.html
────引用ここから────────────────────
 「最近の高齢者は...」と題する投書は、3月20日付の読売新聞朝刊の同欄に載っていた。
投稿者は、埼玉県蓮田市に住んでいる高校生 (16) だ。
電車内で泣き出した赤ちゃんに「早く泣きやませろ」と声を上げるなど、「文句を言う」高齢者を時々見かけるとし、
 
 | 「年を取ると自己中心的になってしまうのでしょうか。
 |  『最近の若者は』と言われるけれど、自分たちからしたら
 |  『最近の高齢者は』って感じです」
 
と疑問を呈した。
 先の児童はこの投書の主旨に共感したようで、自身の投書で
 
 | 「バスや電車内で泣いている赤ちゃんに舌打ちしたり、にらんで
 |  きたりする人をよく見かけます。
 |  全員が高齢者かどうかわかりませんが、そういう人がいるのは
 |  とても残念です」
 
と書いた。
 「赤ちゃんを抱えた母親があやまっているにもかかわらず、『あやまるなら最初から乗ってくるな!』という声が聞こえてきたこともありました」との実体験も明かし、
 
 | 「子どもたちは地球の未来を担う存在です。
 |  冷たい目でみないでほしいです」 
 
と主張した。
────引用ここまで────────────────────

(2) 実体験の事例
実体験として、先日、列車内で私の目の前の席が空いたところ、私の横に立っていた老人が恥も外聞もなく、急に、無理矢理に割り込んできて座りました。
該当の座席は優先席ではありませんし、そもそも急に割り込んだ動きを鑑みても、席を譲られる要素を欠いています。

無理矢理に割り込んできた高齢者 (写真は加工してあります)

他にも、高齢者のマナー違反やモラルハザードであげたケースを見ない日は、まずありません。
例えば、列車内で携帯電話の着信音が鳴り響き、さらに着信をとって通話を始める高齢者の姿をよく見かけます。

列車内で平然と携帯電話で通話する高齢者 (写真は加工してあります)

(3) 報道から見えてくる高齢者のマナー違反やモラルハザード、犯罪行為の増加
前述の実体験だけでなく、近年の報道からも高齢者のマナー違反やモラルハザード、犯罪行為の増加を感じます。
以下は、近年に報道された高齢者が起こしたトラブルの例です。
「飲酒」の上での暴力行為、すぐにキレる (激情・憤怒) 、他人の迷惑を顧みないマナー違反、モラルハザードなどが目立ちます。

[日航機内で乗務員の両頬数回殴打、長野の78歳暴行疑いで逮捕 沖縄県警]
(産経新聞:2017-06-21)
http://www.sankei.com/west/news/170621/wst1706210084-n1.html
────引用ここから────────────────────
 マニラ行きの日本航空機内で3月に客室乗務員の顔を殴打する暴行を加えたとして沖縄県警は21日、航空法違反 (安全阻害行為の禁止) などの疑いで、長野県松本市双葉の無職、唐沢良雄容疑者 (78) を逮捕した。
────引用ここまで────────────────────

[酔ってCA蹴った疑い 機内で暴れた70歳男逮捕]
(産経新聞:2017-11-27)
http://www.sankei.com/affairs/news/171127/afr1711270025-n1.html
────引用ここから────────────────────
 航空機内で客室乗務員 (CA) を蹴ってけがを負わせたなどとして、警視庁東京空港署は、傷害と航空法 (安全阻害行為の禁止) 違反の疑いで、埼玉県鴻巣市松原、無職、会田芳稔容疑者 (70) を逮捕した。
東京空港署によると、会田容疑者は「弁護士にしか話さない」と供述している。
────引用ここまで────────────────────

[<ユリカモメに矢>石巻署が70代男性宅を捜索 鳥獣保護法違反容疑]
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201804/20180407_13053.html
(河北新報:2018-04-07)
────引用ここから────────────────────
 宮城県石巻市中里7丁目の北上運河で頭に矢のような物が刺さったユリカモメが見つかった事件で、石巻署は7日午前、鳥獣保護法違反の疑いで、近くに住む70代の男性の自宅を家宅捜索した。
男性に任意同行を求め、事情を聴いている。
────引用ここまで────────────────────

[電車座席に紙置き、老人クラブ仲間16人分確保]
(読売新聞:2018-04-12)
────引用ここから────────────────────
 JR東北線の仙台発白石行き普通電車内で、仙台市の老人クラブ会員が、花見に行く仲間のために座席に紙を置いて16席分確保していたことがインターネット上で批判され、同市老人クラブ連合会がホームページ (HP) で謝罪していたことがわかった。
────引用ここまで────────────────────
別のパラグラフで、警察などの統計資料を元に、高齢者の犯罪行為の増加に対する提言をまとめます。

【少子高齢化により高齢者はマジョリティーに】

2016年9月の国の統計では、日本の総人口に占める高齢者 (65歳以上) の割合は27.3%となっています。
206年には38.4%に達して、国民の約2.6人に1人が65歳以上の高齢者となる社会が到来すると推計されています。

[平成29年版 高齢社会白書/第1章 第1節 1-(2) 将来推計人口でみる50年後の日本]
(内閣府:2017-06-23)
http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2017/html/zenbun/s1_1_1.html

現在で総人口の3割、将来的に4割を占める高齢者は、もはやマイノリティーではなくマジョリティーであり、高齢者というだけで優遇措置を受けるべき状況にありません。

【提言1:社会福祉は日本の事情を勘案して構築するべき】

前述のパラグラフ【少子高齢化により高齢者はマジョリティーに】の通り、2016年9月の国の統計では、日本の総人口に占める高齢者 (65歳以上) の割合は27.3%となっており、これは第2位のイタリアのも約23%に対しても高く、世界でも最も高齢化が進んでいる国です。

[主要7カ国 (G7) の高齢化率 (2016年) ]
  • イタリア ………… 23% (高齢化率第2位)
  • ドイツ …………… 21% (高齢化率第4位)
  • フランス ………… 19%
  • イギリス ………… 18%
  • カナダ …………… 16%
  • アメリカ合衆国 … 15%
  • 世界平均 …………  8% (参考値) 

つまり、外国と同等の社会福祉は現実的ではありません。
日本の高齢者割合は主要国で最高となっており、社会福祉は外国に合わせるのではなく日本の事情を勘案して構築するべきです。

例えば、国による年金制度は賦課 (ふか) 方式から積立方式に改めるべきです。
※賦課方式 … 支払った保険料が現在の年金受給者の支払いに充てられる方式
※積立方式 … 将来自分が年金を受給するときの財源を現役時代の間に積み立てておく方式

外国の事例は参考にできても、日本の事情を勘案した社会福祉を構築しなければ、国は財政破綻 (国債のデフォルト) に至るでしょう。

【提言2:高齢者と準高齢者のトラブルや犯罪を抑制する政策が必要】

近年、刑法犯の検挙人員総数が減少、つまり全体の犯罪件数が減少している中、高齢者の刑法犯検挙人員は2000年台に大幅に増加し、その後も高い水準を維持しています。
刑法犯全体の中で高齢者による犯罪の占める割合も年々高まっており、平成元年 (1989年) と比べて約7倍に増加し、また、検挙人員総数に占める割合も2.1%から16.9%に上昇しています。

[平成28年版 犯罪白書/第7章 高齢者犯罪/第1節 犯罪の動向]

[平成25年版 警察白書/特集II-第2項 高齢者による犯罪]
(警察庁:2013-07-31)

上述のパラグラフ【高齢者の甘えと実体験】においても、「しらけ世代」以上の高齢者と準高齢者のマナー違反はモラルハザードは深刻だと体験しています。
※しらけ世代 … 1950年 - 1964年の間の生まれ:54際 - 68歳ぐらいの世代

もちろんこの世代に該当する全ての方がマナー違反やモラルハザードを起こしているわけではありませんが、実体験、そして上記の犯罪白書や警察白書のデータが示す通り、高齢犯罪者の増加の勢いは、高齢者人口の増加の勢いをはるかに上回っている現状があります。
動機・原因も「激情・憤怒」と「飲酒」だけで7割を超えます。
高齢者と準高齢者によるトラブルや犯罪の増加を抑えていく政策が必要だと思います。

また、判断力や機能の低下を認めない高齢者によるトラブルも見逃すことができません。

[高齢者の限定免許など検討=有識者ら分科会が初会合-警察庁]
(時事通信:2017-10-02)
────引用ここから────────────────────
 高齢ドライバーによる交通事故防止対策として、自動ブレーキなどが搭載された「安全運転サポート車」に限って運転できる限定免許や、実車試験の導入可否などについて検討する分科会の初会合が2日、警察庁で開かれた。
来年度中にも方向性を取りまとめる。
────引用ここまで────────────────────

これらから、高齢者と準高齢者によるトラブルや犯罪の増加を抑える政策が必要だと考えます。

【高齢者と準高齢者によるトラブルや犯罪の増加を抑える政策案】
  1. 健康診断における精神科医・心療内科医よる診断の義務化
  2. 1.の健康診断結果を基にしたアルコール依存症の治療推進
  3. モラルハザードによるトラブル多発者の精神治療および隔離
高齢犯罪者の「動機・原因」を踏まえると、これらの政策により高齢者または準高齢者のトラブルや犯罪は抑制できるのではないかと思います。
また、これらは高齢者の精神面や潜在的なアルコール依存症患者の健康増進にも寄与します。

【提言3:高齢者よりも子供や子育て世帯などに優遇処置を】

まず、これは高齢者を全て切り捨てる提言ではありません。
「高齢者」というだけで優遇処置を受けなくとも現状の社会福祉によってカバーでき、「高齢者」を理由とした優遇処置を無くして子供や子育て世帯に優遇処置を振り向けるべきだ、と言っているのです。
現状の優遇処置や社会福祉としては、例えば…
  • 義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせる「ヘルプマーク」が配布されており、高齢者でなくとも優先席では席を譲るよう、公共交通機関から利用者へ要請されている。
  • 社会的に不自由度が高い身体障害、知的障害、精神障害は、高齢者でなくとも「障害者」として都道府県または政令指定都市から認定を受けて社会福祉を受けられる。
  • 要介護認定を受ければ、訪問介護のサービスとして「身体介護」や「生活援助」を受けられる。
…といったものがあります。

ヘルプマーク

また、高齢者世帯と子育て世帯の貯蓄額の差があります。
以下の総務省統計局の資料では、高齢者世帯の貯蓄現在高は1世帯当たり2430万円です。
それに対してインタースペースの2017年3月13日「ママのお財布事情」に関する調査結果では、子育て世帯の平均貯蓄額は252万円と約1/10です。

[統計からみた我が国の高齢者 (65歳以上) ]
(総務省統計局:2016-09-18)
http://www.stat.go.jp/data/topics/topi970.html

[子育て世帯の平均貯蓄額は?]
(マイナビニュース:2017-03-14)

国の家計調査報告の統計でも、40歳未満の世帯の平均貯蓄額が574万円となっているのに対し、60歳以上の各年齢階級では平均貯蓄額が2000万円を超えており、年齢階級が高くなるに従って平均貯蓄額が多い傾向にあります。 

[平成28年 (2016年) 家計調査報告 (貯蓄・負債編)/III 世帯属性別にみた貯蓄・負債の状況]
(総務省統計局:2017-05-16)

人生には貯蓄しやすい時期と消費が重なる時期があります。
必要な支出も子供1人増える毎に消費も増えるのですから、子育て世帯の方が貯蓄しにくいのは当然です。
報告にある家計状況ならば、少子高齢化の対策としても高齢者や高齢者世帯より、子供や子育て世帯を優遇するべきです。

【優先席を利用できる対象者から高齢者を外すべき】
優先席を利用すべき対象者は旅客事業者によって細かい差異はありますが、現在のところ下記の通りです。
  • お年寄りの方 (高齢者)
  • 身体の不自由な方 (怪我人、障害手帳やヘルプマークの交付を受けている方)
  • 妊娠している方 (マタニティマークの交付を受けている方)
  • 乳幼児をお連れの方
  • 内部障害のある方 (障害手帳やヘルプマークの交付を受けている方)
もし、優先席がこれらの方々に総人口の比率通りで割り当てられた場合、確率的に総人口の3割 - 4割を占める高齢者だけで優先席はほとんど埋まります。
高齢者というだけで優遇すれば、他の優先席を必要とする方々 (障害者・怪我人・妊婦・乳幼児連れ、子供など) が優先席を利用できなくなります。
高齢者というだけで優先席を利用できるとする条件は廃止し、高齢者は高齢者以外の方と同じように割り込むことなく通常の座席を利用するべきです。
高齢者かつ体が不自由で座席に座らないとつらいという場合、年齢ではなく優遇処置を必要とする理由 (例えば怪我人・障害者) をもって優先席を利用すれば良いだけの話です。

[高齢者向けの福祉乗車証より子育て世帯向け福祉乗車証に振り向けるべき]
わずかな支払いで公営バスなどが乗り放題になる高齢者向けの福祉乗車証の「シルバーパス」はあっても、子育て世帯向け福祉乗車証がある自治体は、まずありません。
少子化対策がまったく功を奏していないのに、高齢者の方が子供や子育て世帯より優遇されている現状があります。
公営バスなどが乗り放題になる高齢者向けの福祉乗車証は条件を厳しくし、代わりに子育て世帯向け福祉乗車証に税金の歳出を振り向けるべきです。
高齢者かつ体が不自由な場合は、「障害者」として福祉乗車証を受けることができます。
要介護認定を受ければ、「身体介護」や「生活援助」といった介護サービスを受けることができます。
医療機関の受診であれば、診療所などによる訪問医療も選択肢にあります。
生活する上でどうしても公営バスなどを利用して移動する必要がある場合は、高齢者世帯は運転免許証を取得していないか返納していること、及び、非課税世帯 (あるいは低所得世帯) であることを条件にシルバーパスの交付をすれば良いと考えます。

シルバーパスに限ったアンケートではありませんが、以下のようなアンケート結果もあり、高齢者自身、優遇されすぎていると感じているケースも少なくありません。

[70代も半数は「高齢者が優遇されすぎ」と回答]
(日経ビジネス:2017-05-26)

高齢者世帯と子育て世帯の貯蓄額の差、年齢階級が高くなるに従って平均貯蓄額が多い傾向にある現状から踏まえると、年齢だけを条件にした高齢者向けの福祉乗車証「シルバーパス」は過剰な社会福祉と言えます。

【最後に:誰しもがいつかは高齢者になる】

大体の方は平均余命から考えて、いつかは高齢者になります。
少子高齢化にある現在の日本では、高齢者がマジョリティーの時代が、少なくとも数十年は続くことになります。
誰しもがいつかは高齢者になる可能性がある以上、そのときが来たら、もはや高齢者であることが特別なことではないという自覚を持たなければならないと思います。
「天は自ら助くる者を助く」(出典:サミュエル・スマイルズ著「自助論」) という言葉があります。
単に年を重ねたからといって世間に甘えるのではなく、その前に、まず自分でなんとかしようと努力しなければならないと思います。
  • 家族や友人、仲間など身近にいる人の生活を不幸にせず、
  • 養生し、
  • 適切な範囲で仕事に励み、
  • 貯蓄し、
  • 趣味などを見つけて人生を楽しみ、
  • 慎ましやかに生きること
これらを若いときから心がけ、実体験や様々なレポート、報道にある「老害」とまで言われる一部の高齢者の姿を反面教師とし、慎ましやかに生きることが大切だと思います。

2018-04-08

Yahoo! JAPANがディレクトリ型検索サービスを終了

Yahoo! JAPANが、2018年3月29日をもって「Yahoo!カテゴリ」のサービスを終了しました。

Yahoo! JAPAN (出典:Wikimedia Commons)

[Yahoo!カテゴリ サービス終了のお知らせ]
(Yahoo! JAPAN:2018-03-29)
https://dir.yahoo.co.jp/info
────引用ここから────
Yahoo!カテゴリは、2018年3月29日をもってサービスの提供を終了いたしました。
1996年の弊社創業時から長きにわたりご愛顧いただき、誠にありがとうございました。
また、審査サービスであるYahoo!ビジネスエクスプレスも2017年7月31日に販売を終了しております。
────引用ここまで────
「Yahoo!カテゴリ」はディレクトリ型検索と呼ばれるサービスで、スタッフが手作業でサイト情報を収集して分類 (カテゴライズ) 、大分類→中分類→小分類といったアクセス方法でWebサイトにたどり着くことができるサービスでした。

このディレクトリ型検索のサービスは、パソコン通信における操作の類似性や、階層をたどることによるWebサイトの探しやすさからYahoo! JAPANをはじめとしたポータルサイトと呼ばれるWebサイトで整備されていました。
しかし、Webサイト数の爆発的な増加や現在のように「Yahoo!検索」や「Google検索」などのロボット型検索の性能が向上して主流になると、手作業で登録するディレクトリ型検索は更新が遅く、ディレクトリ型検索を提供していたポータルサイトの多くはサービスを終了していきました。

1990年代後半はネットサーフィン (Webサイトを興味の赴くまま次々に表示して閲覧していく行動のこと) 黎明期だったとは言えると思います。
(もっとも、The InternetはHTTPやWebサイトが登場する以前から存在し、ネットワークプロトコルがTCP/IPへの切り替えられたのは1983年であり、「HTTP」≠「インターネット」なので、1990年代後半をインターネット黎明期とは言うことはできませんが)
当時のWindows 95とダイヤルアップによるインターネット接続、そしてWebブラウザによるポータルサイトへのアクセスの時代からPCによる常時接続、そして現在はスマートフォンを中心としたインターネットの利用へと様変わりしています。

日本でポータルサイトとして人気のYahoo! JAPANがディレクトリ型検索を終了したのは、一つの時代が終わったように感じられます。
この約20年で「ネットサーフィン」という言葉自体が死語になりましたから、これも時代の流れなのでしょう。

2018-02-18

私の仮想通貨と仮想通貨取引所の使い方についての考え

私は2017年に国内では唯一、仮想通貨 Monero (モネロ) に対応している仮想通貨取引所の Coincheck (コインチェック) にアカウントを作成しました。
Coincheck はコインチェック株式会社が運営する仮想通貨取引所サービスで、仮想通貨の売買やトレーディングなどが行えます。

仮想通貨の代表 Bitcoin (イメージ)

2018年1月26日に Coincheck で NEM (ネム) 不正流出事件が発生し、仮想通貨の取引と日本円の出金が停止されました。
この事件は、長期間にわたってシステムの脆弱性と社内の内部統制の問題を放置して Bitcoin (ビットコイン) の不正流出を起こした Mt. Gox (マウントゴックス) と類似点が多い事件です。

これらの事件で重要なのは…
  • 仮想通貨そのもののアルゴリズムなどに脆弱性は見られない。
  • 仮想通貨取引所のセキュリティや内部統制などが問題。
  • このような事件が発生した場合の顧客保護の仕組みは整備されていない。
…という点です。

そのため、金融庁はコインチェック株式会社を除いた仮想通貨取引所の登録業者と見なし業者の全31事業者に対しての立ち入り検査を計画しています。

[金融庁立ち入り検査 コインチェック以外の複数社にも]
(日本経済新聞:2018-02-07)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26637790X00C18A2EE9000/

[「みなし業者に順次立ち入り検査」金融相]
(日本経済新聞:2018-02-16)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26989660W8A210C1EAF000/

顧客資産の仮想通貨 NEM (ネム) 約580億円分が不正流出したこの事件の後、コインチェック株式会社は時期を未定としながらも自己資金による補償を発表しています。
コインチェック株式会社は自己資本9,200万円の会社なので、自己資本の600倍もの資金を調達しないと補償はできません。
それでもコインチェック株式会社は事業継続を目指し、2018年1月29日に金融庁から業務改善命令を受けて2018年2月13日に再発防止策を報告、そして、日本円に限定して出金を再開しました。
なお、仮想通貨取引所の登録業者や見なし業者は顧客資金を分別保管することとなっていますから、仮想通貨流出事件があろうとも、出金できて当然です。

[コインチェック、出金を再開]
(日本経済新聞:2018-02-13)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26821410T10C18A2MM0000/

さて、私はというと、もともと仮想通貨取引所は金融機関ではないので信用しておらず、今回の事件の影響はまったく受けていません。
これは自身の考えに基づいて、仮想通貨取引所の使い方に注意を払うなどの行動基準を設定していたことによるものです。

【私の仮想通貨についての考え】

  1. 仮想通貨は決済手段でしかなく、マイクロペイメント (特に少額の個人決済) に利用価値がある。
  2. 仮想通貨そのものは付加価値を生まず、従って仮想通貨の売買やトレーディングなどの投資や投機の対象にはしない (仮想通貨を対象とした投資や投機は禁止) 。
  3. 流動性が低い仮想通貨や理念・設計思想がわからない仮想通貨には手を出さない。
  4. Bitcoin (ビットコイン) やEthereum (イーサリアム) のように、仮想通貨はハードフォークが発生するケースがあるので関心を持った仮想通貨の情報収集は適時行う。
  5. 規制当局は勝つまで規制を試みるので、仮想通貨に関する法規制に留意する。

【私の仮想通貨取引所の使い方についての考え】

  1. 可能であれば、安定的な株主で構成された会社が運営する仮想通貨取引所を選択する。
  2. 仮想通貨取引所は金融機関ではないので信用せず、多額の現金を預けない。
    (国内の仮想通貨取引所の登録業者は顧客資金を分別保管することとなっていますが、取引所の運営会社が倒産したときは顧客資金は管財人に差し押さえられて、債権者に分配され全額が戻ってこない可能性があるため)
  3. 仮想通貨ウォレットは仮想通貨取引所とは別に用意して適切な手段で管理・保持する。
    (仮想通貨取引所はあくまで仮想通貨を現金化する手段のみに利用を限定し、仮想通貨ウォレットにはしない)
  4. 仮想通貨ウォレットと仮想通貨取引所との間の仮想通貨送金手数料は安全性のためとして割り切る。
  5. 仮想通貨の換金などで仮想通貨取引所を使う場合、現金や仮想通貨は出来る限り、預ける期間を短期間に留める。

私にとって、仮想通貨取引所の使い方は Coincheck の事件後も大きくは変わりません。
しかし、今回の事件を受け、多彩な仮想通貨を取り扱うだけでなく、仮想通貨取引所の倒産リスクを考慮して株主が安定的なところを選ぶように検討していきたいと思います。
仮想通貨取引所の使い方の1つ目は、今回の事件を受けて、仮想通貨取引所は資本力や事業継続力が大切なのだと思い、新たに生じた考えです。

例えば、真偽は今のところ明確にはなっていませんが、テックビューロ株式会社が運営する仮想通貨取引所 Zaif (ザイフ) でも2018年2月17日に重大なエラーが発生したようです。

[【大炎上】仮想通貨取引所ザイフ(Zaif)で重大エラー発生 / 10億ビットコインを0円で販売]
(Buzz+ News:2018年2月17日)
http://buzz-plus.com/article/2018/02/17/zaif-coincheck-bugs-and-errors/

[【非常事態】仮想通貨取引所zaif(ザイフ)ログイン出金不可能で利用者逃げられず / 重大エラーで10億ビットコインを0円で販売し信用ガタ落ち]
(Buzz+ News:2018年2月18日)
http://buzz-plus.com/article/2018/02/18/zaif-coincheck-not-escape/

このような事件が発生した場合、運営会社がある程度の安定的な株主で構成されていて、かつ対処能力と資本金があれば、取引を無効化するか (約款による) 、損失補填するか (取引を無効化せず生じた損失は会社で計上して処理する) 、そしてそれらの手続きは合法であるか、など対処や判断をステークホルダーの支援を受けて行うことができます。

Coincheck や Zaif の対応を見ると、まだまだ仮想通貨取引所は信用できず、私の仮想通貨取引所の使い方についての考えが変わるまでには至りません。

仮想通貨取引所の問題が目立ちますが、それでも、仮想通貨そのものはまだまだ発展途上であり実に面白く、将来、大きく発展する可能性がある技術なので、これからもトレースしていきます。

《更新:2018-02-20》
仮想通貨取引所であるZaifに「異常値の表示に関するお詫びとご報告」が掲載されました。

[16日に発生した異常値の表示に関するお詫びとご報告]
(Zaif:2018-02-20)
https://corp.zaif.jp/info/8750/

2018-01-21

Shame on Logan Paul and YouTube!

Mr. Logan Paul's behavior is abnormal, such as posting a corpse image of a person who committed suicide.

He acts abnormal behavior for commercial purposes and is increasing the number of video playbacks.

I am also concerned about YouTube that allow such malicious videos.

YouTube

This time, YouTube removed his channels from Google Preferred.

[YouTube punishes Logan Paul for 'suicide forest' video]
(CNN: January 10, 2018)
http://money.cnn.com/2018/01/10/media/youtube-logan-paul/

If YouTube had removed his channels early, he would not do such foolish behavior to earn income.

----Examples of malicious videos----

[REAL LIFE POKÉMON GO IN TOKYO! (catching strangers) ]
2018-01-01

[Video of the dead body of the person who committed suicide] (deleted)
2017-12-31

[WE FOUGHT IN THE MIDDLE OF TOKYO!]
2017-12-30

[KICKED OUT OF JAPAN! (i'm sorry) ]
2017-12-29

------------------------------------

I am disappointed with his behavior.

And I am worried about the impact on children who are seeing similar behavior on YouTube.

Shame on Logan Paul and YouTube!

2017-11-11

Googleニュースにおける金正恩氏の偶然の構図

日本では金正恩氏の特徴的な髪型が黒電話の受話器に似ているとして、金正恩氏のことを「黒電話」と揶揄する、いわゆるネットスラングがあります。
(外国では金正恩氏を「黒電話」と揶揄する表現はないようです)

黒電話

Googleニュースで、以下のような金正恩 (キム・ジョンウン) 朝鮮労働党委員長の偶然の構図がありました。

Googleニュースにおける金正恩氏に関する記事の見出し

偶然とはいえ、Googleニュースで金正恩氏の特徴的な髪型だけを切り出した構図の見出しが出るとは思ってもいませんでした。
Googleニュースはネットスラングの影響を受けて、記事だけでなく画像もピックアップしてくれるのでしょうか。

ちなみに、オリジナルのニュース記事は下記の産経新聞の記事です。

[金正恩政権、米中会談見極め 軍事的挑発“解禁”も]
(産経新聞:2017-11-09)
http://www.sankei.com/world/news/171109/wor1711090049-n1.html

Googleニュースが切り出した画像は、下記の画像 (朝鮮通信=共同から引用) がオリジナルの構図です。

金正恩 (キム・ジョンウン) 朝鮮労働党委員長

しかし、ネットスラングとGoogleニュースの偶然を楽しんでばかりもいられません。
現在、アメリカのトランプ大統領がアジアを歴訪していますが、朝鮮半島情勢はどのような進展をするのでしょうか。
とても気になります。

2017-10-28

Bitcoinが再分裂、新仮想通貨「Bitcoin Gold」が誕生

「Bitcoin (BTC) 」 (ビットコイン) と呼ばれる仮想通貨が2017年10月24⽇午前10時30分頃に分裂 (ハードフォーク) し、新たな仮想通貨「Bitcoin Gold (BTG) 」 (ビットコインゴールド) が誕⽣しました。

Bitcoin (イメージ)

Bitcoinの分裂は、2017年8⽉に「Bitcoin Cash (BCH) 」 (ビットコインキャッシュ) が分裂したのに続いて2度目です。

[ビットコインが2回目の分裂 「BTG」付与には時間]
(日本経済新聞:2017-10-24)
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL24HC7_U7A021C1000000/

[ビットコインゴールド、付与は11月1日以降]
(日本経済新聞:2017-10-24)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22644920U7A021C1EE9000/

現実の通貨のように発行体として中央銀行を持たない仮想通貨は決済手段の一種であり、マイニング (採掘) と呼ばれる計算リソースの投入によって発行されます。
Bitcoinの普及で決済の遅延が頻発していましたが、⼤量のマイニングリソースを持つ中
国系マイナーが寡占しBitcoinそのものの改善に反対、改善が遅れていました。

この状態を改善しようと、⾹港を拠点とするマイナーが暗号の難易度が低く、個⼈で解読に参加できるようにしてBitcoinをハードフォークしたのが「Bitcoin Gold」です。
Bitcoinの問題点に、マイニングリソースに用いる計算リソースとしてASICと呼ばれる専用ハードウェアの存在があり、中国系マイナーがマイニングリソースを寡占し大きな影響力を持つに至った原因でした。
Bitcoin Goldでは、このBitcoinで使われていたASICを使えないようにアルゴリズムを改めています。

今後、この分裂でBitcoin (BTC) とBitcoin Gold (BTG) の価値がどうなるかは不明ですが、2017年8⽉に誕⽣したBitcoin Cash (BCH) の事例では…

  • Bitcoin (BTC) とBitcoin Cash (BCH) は分裂時に時価総額が概ね9対1になった。
  • 2017年10⽉末時点のBitcoin (BTC) とBitcoin Cash (BCH) の時価総額は、概ね18対1に差が開いた。
  • Bitcoin (BTC) 保有者の保有価値はBitcoin Cash (BCH) と分裂する前に⽐べて約2倍になった計算になる。
…とBitcoin (BTC) が圧倒的に優勢でした。
ですが、今回の分裂は、心情的にはBitcoin Goldを応援したくなります。
Bitcoin Goldそのものは、仮想通貨として開発者、マイナー、利用者ともに利点が多く、マイナーリソースの寡占もある程度、防止できるアルゴリズムだからです。

なお、仮想通貨としてBitcoinは存続し続けるため、今のところBitcoin利用者に影響はありません。
しかし、Bitcoin利用者は今後も油断できません。
2017年11月にブロックチェーンを2MBに拡大するハードフォークの計画が控えているからです。
これも賛成派と反対派が発生した場合、また新たな仮想通貨が誕生することになるでしょう。

仮想通貨は中央銀行が介在しない多数決と似た仕組みで動き、この仕組みが仮想通貨の分裂という問題を生じる要因ともなっていますが、この問題の解決策を実装した仮想通貨が登場するかもしれません。
仮想通貨 (ブロックチェーン技術) はまだまだ発展途上ですが、実に面白いのでこれからもトレースしていきます。

2017-10-07

金融庁が仮想通貨交換業者として11社を登録 (2017年9月末)

2017年9月29日、金融庁は仮想通貨交換業者 (取引所) として11社を登録したと発表しました。
仮想通貨 (イメージ)

[仮想通貨、透明化へ一歩 金融庁が11社を取引所登録]
(日本経済新聞:2017-09-29)
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDF29H0X_29092017EA4000/
────日本経済新聞からの引用ここから────
第1陣となる登録者には改正法施行前から取引所を運営していたビットフライヤー (東京・港) 、ビットバンク (東京・品川) などが名を連ねた。
SBIホールディングス系のSBIバーチャル・カレンシーズ (東京・港) など2社が新規参入する。
金融庁は「17社が継続審査中」とし、10月以降も順次、審査をクリアした事業者への登録作業を進める。
・・・・中略・・・・
仮想通貨に使う「ブロックチェーン」と呼ぶ技術の応用範囲も広がっている。
仮想通貨の仕組みを使って資金調達するICO (イニシャル・コイン・オファリング) にどう対応するかの法整備も不十分だ。
金融庁幹部は「必要なら制度改正はいとわない」と話すが、急テンポで進化する技術と様々な問題とのいたちごっこが続く見通しだ。
────日本経済新聞からの引用ここまで────

[金融庁:仮想通貨交換業者11社を登録、ICOなどへの対応課題も]
(Bloomberg:2017-09-29)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-09-29/OWYZL56S972I01
──── Bloomberg からの引用ここから────
金融庁の発表資料によると、今回登録したのは仮想通貨「ビットコイン」などの取引販売業務を行う「ビットフライヤー」や「マネーパートナーズ」、「SBIバーチャル・カレンシーズ」など計11社で、このほか17社について継続審査中だとしている。
・・・・中略・・・・
仮想通貨は規制当局を介さない市場で取引されており、投機的な価格変動から「バブル」との指摘もある。
仮想通貨の仕組みを使って資金調達をするICO (イニシャル・コイン・オファリング) も急増しているが、中国人民銀行がICOを全面禁止する一方、米国やシンガポールはルール作りに乗り出すなど各国対応に追われているのが現状。
国内では今後判断をしていくことになる。
──── Bloomberg からの引用ここまで────

これらは、2017年4月1日に施行された改正資金決済法で…

  • 仮想通貨交換業者 (取引所) は最低で1,000万円の資本金を持つこと (義務付け)
  • 顧客から預かった資金と仮想通貨を分別管理すること (信託保全)
  • 条件を満たし、仮想通貨交換業者 (取引所) として届け出ること (登録制)
  • 定期的に金融庁の立ち入り検査を受けること
  • 運営状況に不備があれば業務改善命令が出されること
…と、利用者保護を目的として最低ラインの規制が入ったことに対する動きです。

今回の登録要件は最低ラインの規制という位置づけですが、改正資金決済法が施行された2017年4月以降、登録条件をクリアできずに取引所を閉じた業者も12社に上っています。
ですが、仮想通貨交換業者 (取引所) の淘汰が進み、安全に仮想通貨が取引できるようになるのは歓迎です。
今後は競争が進み、手数料や取り扱う仮想通貨の種類、情報開示姿勢などを総合的に判断して、利用者が仮想通貨交換業者 (取引所) を選別するようになることでしょう。

まだまだ仮想通貨はマーケット (市場) が小さく、最大流通量を誇る Bitcoin ですら投機による変動が大きいのが現状です。
ですが、仮想通貨は…現物取引 → 金や銀などの現物通貨 → 国または中央銀行が担保する紙幣などの通貨 → 仮想通貨?…と、推移してきた取引手段の先行きとして発展する可能性を秘めています。
Bitcoin 分裂騒動やマイニングの計算リソース (消費電力量) 問題、乱立する仮想通貨など、問題もかなり多いですが、単なるデータがブロックチェーンなどの技術によって低コストの取引手段としてマイクロペイメントや国際的な取引で有効性を示しており、活用方法の研究やビジネスへの応用の模索が広がっています。

今回は最低ラインの規制ですが、日本が世界に先駆けて法律を整備したことは素晴らしいことであり、金融庁に拍手を送りたいと思います。

2017-09-30

ブームや雰囲気ではなく自身の政治信条にあった立候補者への投票を

安倍首相が衆議院解散を明言し、衆議院が2017年9月28日の本会議で解散されたこと受けて衆議院選挙が行われる運びとなりました。
選挙での投票 (イメージ)
しかし、野党は下記の2つの問題点でゴタゴタしている印象です。
政治家なら政策で闘って欲しいものです。

  1. 野党が「早期の衆議院解散・総選挙を」と叫んでおきながら、「大義なき解散だ」とダブルスタンダードに批判していること。
  2. 政治家が、政治信条を無視してどの政党から出馬できるか、公認を得られるかだけを重視していること。

【1】野党が「早期の衆議院解散・総選挙を」と叫んでおきながら、「大義なき解散だ」とダブルスタンダードに批判していること

[衆院解散・総選挙「受けて立つ」 民進代表]
(日本経済新聞:2017-07-06)
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS06H59_W7A700C1PP8000/
────日本経済新聞からの引用ここから────
民進党の蓮舫代表は6日の記者会見で、衆院解散・総選挙について「いつでも受けて立つし、追い込みたい」と語った。
共産党は早期の衆院解散・総選挙を求めており足並みをそろえた。
────日本経済新聞からの引用ここまで────

このように、7月上旬の東京都議選で自民党が惨敗したとき、野党は早期の衆議院の解散・総選挙を求める発言をしています。
ところが、いざ衆議院が解散され総選挙を行うとなったとたんに、野党は「大義なき解散」として批判を始めました。

[与野党はや臨戦態勢 衆院解散、総選挙へ]
(日本経済新聞:2017-09-28)
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS28H0O_Y7A920C1EAF000/
────日本経済新聞からの引用ここから────
民進、共産、自由、社民の野党4党は首相の「大義なき解散」を批判し、28日の国会を欠席した。
民進党の大島敦幹事長はNHK番組で「森友、加計の疑惑に一切、首相が説明責任を果たさない自己保身解散だ」と批判した。
選挙戦の争点は「首相の政治姿勢そのものだ」と語った。
共産党の小池晃書記局長も「解散は疑惑隠しの党利党略だ。安倍暴走政治を終わらせる」と訴えた。
希望の党については「自民党の補完勢力だ」と断じ、野党共闘の対象にならないとの認識を示した。
────日本経済新聞からの引用ここまで────

7月には衆議院の解散・総選挙を求めておきながら、2ヶ月後に衆議院が解散され実際に選挙が行われるとなったとたんに批判する野党は、完全なダブルスタンダードです。

【2】政治家が、政治信条を無視してどの政党から出馬できるか、公認を得られるかだけを重視していること

[小池氏「排除の論理」に民進反発 無所属・新党の動き 前原氏・連合の対応焦点]
(日本経済新聞:2017-09-30)
────日本経済新聞からの引用ここから────
新党「希望の党」の代表を務める小池百合子東京都知事は29日、同党との合流を決めた民進党の受け入れを巡り「排除の論理」を鮮明にした。
憲法改正や安全保障関連法への態度で候補者を選別する意向だ。
民進党からは反発の声が拡大。
希望に公認申請を出さずに、無所属や別の新党から出馬をめざす動きも出ている。
前原誠司代表や連合の対応が焦点となる。
────日本経済新聞からの引用ここまで────

[民進のリベラル系、新党結党の可能性も 「排除」に不満]
(朝日新聞:2017-09-30)
────朝日新聞からの引用ここから────
民進党は30日、党本部で全国幹事長会議を開催。冒頭、前原誠司代表が立候補予定者の公認内定を取り消し、全員を希望に公認申請する方針を説明した。
だが、公認判断について小池氏は、民進が憲法違反として見直しを訴えてきた安全保障法制への賛同などを条件に「排除する」と明言しており、出席者からは不満や不安を訴える声が出た。
────朝日新聞からの引用ここまで────

「政党」の定義を見てみましょう。
────「三省堂 大辞林」からの引用ここから────
【政党】
政治上の主義・主張を同じくする者によって組織され,その主義・主張を実現するための活動を行う団体。
────「三省堂 大辞林」からの引用ここまで────
希望の党の善し悪しはともかくとて、小池代表の政治上の主義・主張を同じくするものでなければ公認しないとし「排除する」とした発言は、政党の定義から照らして正しいものです。
政治上の主義・主張を同じにしていないのに、政党からの公認を求めるのは、政党交付金や比例復活、選挙での支援への期待など、政治家として政策の実現を目指すことより議員となってお金をえることばかり考えている悪しきものです。

でも、忘れてはいけないことがあります。
今回、希望の党は政治上の主義・主張を同じくするものでなければ公認しないとした排除の論理を明言していますが、希望の党の細野豪志前衆院議員は2015年の民主党政調会長だった当時の発言を翻しており、その点を説明しておらず、発言に一貫性がありません。

【2015年9月の細野豪志氏の発言】
────2015年9月の安保法案採択時の発言から引用ここから────
・ (安保) 法案について我々は廃案にするしかないと思っています。
 (朝日放送のTV報道より)
・憲法違反の法案を出しておいて対案を出せというのはお門違いも甚だしい。
 顔を洗ってで同してこいという話だ。
 (FNNのTV報道より)
────2015年9月の安保法案採択時の発言から引用ここまで────

        ▼

【2017年9月の細野豪志氏の発言】
[希望の党、候補者公認権は小池百合子代表に一任 安保法制、白紙撤回論者は認めず]
(産経新聞:2017-09-28)
────産経新聞からの引用ここから────
細野氏は公認に関し「安全保障法制白紙撤回を言い続ける人は考え方として厳しいと思う」と述べた。
────産経新聞からの引用ここまで────
細野豪志前衆院議員は、この点について説明できなければ整合がとれないことになります。
(簡単に政治信条を変える政治家が信頼できるかは、また別のお話)
つまり、小池代表は「排除の論理」を明言していますが、現在の希望の党を構成する政治家が政治上の主義・主張を同じくしているか、疑問符が付きます。

現時点での政権与党である自民党にも様々な政治家がいて、問題がないとは言いません。
ですが、政党として党内で主張が割れた場合は、小泉内閣のときのように選挙で公認しないなど (一部は離党し国民新党やなどを結党) 、政治上の主義・主張と政策の腹合わせにリソースを割き、議論をしてまとめ、時には党を割ることすらしています。

[河野太郎外相、民進の「変節」批判 特定秘密保護法、安保関連法「また反対するのか」]
(産経新聞:2017-09-29)
────産経新聞からの引用ここから────
河野太郎外相は29日午前の記者会見で、民進党の新党「希望の党」への合流について、「特定秘密保護法に反対し、平和安全法制に反対してきた野党の方が公認をもらうために『賛成です』とおっしゃって、また全員反対になるのか。
非常に曖昧模糊としている」と批判した。
────産経新聞からの引用ここまで────

もし、ブームや雰囲気といった曖昧なもので政党への投票を行う方がいるのであれば、ブームや雰囲気ではなく自身の政治信条にあった立候補者への投票を考えてください。
そして、政党も公約が自身の考えとマッチしているか、よく比較したうえで投票するよう、考えてください。

2017-09-23

アメリカのサンフランシスコ「慰安婦の日」制定決議に反対を!

2017年9月19日、サンフランシスコ市議会で、サンフランシスコ市及びサンフランシスコ郡において今年だけの措置として、9月22日を「慰安婦の日」として制定する決議案が決議され、全会一致で採択されました。
San Francisco

[9月22日は「慰安婦の日」 米サンフランシスコ市議会が決議案採択]
(産経新聞:2017-09-20)
http://www.sankei.com/world/news/170920/wor1709200027-n1.html

これは、9月22日がサンフランシスコ慰安婦碑の除幕式の予定となっているので、その日を慰安婦の日にしようという決議でした。
ただし、原案に修正がはいり、決議案からは以下の部分が削除されました。
「WHEREAS, The Japanese government to this day has never officially apologized to those survivors; and」

慰安婦問題は単に人権問題ではなく、政治的、外交的に韓国と日本の間で議論と複雑な問題を抱えていましたが、慰安婦問題日韓合意により「最終かつ不可逆的に解決」しました。
「最終かつ不可逆的に解決」したにも関わらず、アメリカでこのような中国系アメリカ人や韓国系アメリカ人による一方的な主張に基づいた慰安婦像の設置や「慰安婦の日」制定は、日本人への悪意を持った差別的行動 (ヘイト) 以外のなにものでもありません。
また、これらはルーツの違う人々の対立を煽るため、日米離間工作の一環とも言えます。

私は以下の情報を元に、ひとりの日本人としてサンフランシスコ市議会へ「慰安婦の日」制定に反対する意見の電子メールを送りました。

[「慰安婦の日 設定決議」SF議会に反対のメールを! - なでしこアクション]
(2017-09-17)
http://nadesiko-action.org/?p=12024

日本政府外務省のサンフランシスコ総領事も反対の意見を表明しています。

[‘Comfort women’ memorials are alienating Japanese public - San Francisco chronicle]
( 山田淳サンフランシスコ総領事投稿:2017-07-21)
http://www.sfchronicle.com/opinion/openforum/article/Comfort-women-memorials-are-alienating-12218720.php

日本人は独特の価値観から沈黙することが多いですが (例:タイタニック号の乗客だった細野正文氏に対する誤報) 、例示した細野正文氏に対する誤報の名誉回復に85年 (事故発生:1912年、再調査による名誉回復:1997年) かかっています。
国際社会では沈黙は肯定であり、何らかのアクションをとらねば、このまま日本人の名誉は傷つけられたままとなり、その代償は子孫まで及びます。

[米国に新たな慰安婦像 サンフランシスコ市]
(産経新聞:2017-09-23)
http://www.sankei.com/photo/daily/news/170923/dly1709230017-n1.html

…残念ながら、サンフランシスコではこれから生まれてくる子供たちに負の遺産を残すことになりました。
それでも、継続して「降りかかる火の粉は払わねばならぬ」のです。

2017-09-02

松井証券、SBI証券、楽天証券における少額取引が手数料無料で最低水準に

2017年8月18日に、SBI証券と楽天証券が9月からの株式などの取引手数料を、約定代金合計額10万円まで無料にすると発表しました。
マーケット (イメージ)

[【9/4(月)から!】国内株式 (アクティブプラン) の手数料を大幅に引き下げ!]
(SBI証券:2017-08-18)
https://site2.sbisec.co.jp/ETGate/WPLETmgR001Control?OutSide=on&getFlg=on&burl=search_home&cat1=home&cat2=none&dir=info&file=home_info170818.html

[国内株式手数料大幅値下げ!いちにち定額コース「10万円まで取引が無料 (0円) !」]
(楽天証券:2017-08-18)
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20170818-02.html

すでに松井証券は現物取引に限り、1日の約定代金合計10万円まで手数料0円なので、これでネット証券3社が10万円までの少額取引については無料となりました。

[株式などの取引手数料]
(松井証券)
http://www.matsui.co.jp/fee/?mnu=ft

これまでは、取引手数料が無料だったのは投資信託がほとんどでした。
ETF (上場投資信託) については、カブドットコム証券における取引でのみ、「MAXISフリーETF」シリーズの手数料が無料でした。
これからは、「MAXISフリーETF」シリーズだけでなく全ての上場株式とETFが少額 (1日の約定代金合計10万円まで) であれば手数料無料となったわけです。

利用者にとってこれは素晴らしいことです。
松井証券、SBI証券、楽天証券の決定と企業努力に拍手を送りたいと思います。

2017-08-26

ゼリア新薬の自殺した22歳男性が受けた新人研修は洗脳と同じ

製薬会社のゼリア新薬工業 (以下、ゼリア新薬) に勤めていた男性Aさんが新入社員研修期間中の2013年5月に自死し、「業務上の死亡だった」として2015年に労災認定を受けました。
昔の軍隊のような研修 (イメージ)
Aさんの両親は、ゼリア新薬と研修を請け負った会社、その講師を相手どって、損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしましたた。

[ゼリア新薬の22歳男性「ある種異様な」新人研修受け自殺 両親が提訴]
(BuzzFeed Japan:2017-08-08)
https://www.buzzfeed.com/jp/kazukiwatanabe/20170808
────BuzzFeed Japanからの引用ここから────
 製薬会社・ゼリア新薬工業に勤めていた男性Aさん (当時22歳) が、新入社員研修で「過去のいじめ体験」を告白させられ「吃音」を指摘された直後の2013年5月に自死し、「業務上の死亡だった」として2015年に労災認定を受けた。
 Aさんの両親は8月8日、ゼリア新薬と研修を請け負った会社、その講師を相手どって、安全配慮義務違反や不法行為に基づく損害賠償、約1億円を求める訴訟を東京地裁に起こした。
 
・・・・中略・・・・
 
 中央労基署の認定によると、労基署が注目したのは、4月10日~12日の3日間、ビジネスグランドワークス社が請け負って実施した「意識行動改革研修」。その中で、Aさんの「吃音」や「過去のいじめ」が話題になった。講師から過去の悩みを吐露するよう強く求められた上で、Aさんはこうした話をさせられていたという。
────BuzzFeed Japanからの引用ここまで────
この報道の内容から判断するに、ゼリア新薬で行われていた新人研修はカルト集団などで用いられる洗脳手法と同じです。


【洗脳手法との類似性】

細かい洗脳の方法は集団によって違いますが、大まかなところはほとんど変わりません。
洗脳は「揺さぶり」、「刷り込み」、「強化」のステップで行われます。

  • 怒ったり、罵倒することで揺さぶる
    怒ったり、罵倒したりすることにより、相手のバランスを崩し続けます。
    ゼリア新薬の今回のケースでも、
     ・いつも大きな声を出す必要があり、機敏な動きを要求され、指導員が優しくない
     ・指導員は終始大きな声できつい口調、命令口調だった
     ・指導員から「バカヤロー」といった発言もあった
    との証言があります。
     
  • 孤立させる
    家族や友だちから離し、情緒面で誰かを必要とする時は強制的に会社や講師の人間だけを頼らせます。
    ゼリア新薬の今回のケースでもAさんは会社の指定した宿泊施設にほとんどの缶詰め状態だったと弁護士が指摘しています。
    (ゼリア新薬の新入社員研修は4月1日から始まり、8月9日まで続く予定でした)
     
  • 同調圧力 (仲間圧力) にさらす
    意識的に同調圧力に操られると、社会倫理、法律などよりその組織の命令に従うようになります。
    ゼリア新薬の今回のケースでもAさんが受けた新人研修は集合研修であり、同調圧力にさらされていたものと考えられます。
     
  • 罪や悩みの告白の強要
    過去に犯した罪や過去の悩み、つらい経験を公に告白させ、その告白を利用します。
    ゼリア新薬の今回のケースでもAさんは「いじめ」を入社同期の前で告白させられています。
     
  • 日々の行動のコントロール
    食べる時間、毎日いつ何をするかを指示し、指示に従うよう強制し、馬鹿げたことをやっていると疑問に思う余地を与えないようにします。
    ゼリア新薬の今回のケースでもAさんは新人研修期間中、会社の指定した宿泊施設に拘束され、毎日いつ何をするかの指示を受けていました。
     
  • 睡眠を奪う
    睡眠や休息不足にさせるだけで、驚くほど効果的に思考をコントロールできます。
    ゼリア新薬の今回のケースでも宿泊施設で時間を拘束され、6時間の睡眠も確保できないような長時間研修を受けていたと弁護士が指摘しています。
     
  • 独自用語による言語統制
    多くのカルト集団は、孤立させるために一般的な言葉を特別な用語に置き換えたり、複雑で抽象的なものを説明する新しい言葉をつくります。
    ゼリア新薬の今回のケースでは言語統制の有無ははっきりしませんが、多くの企業は 多かれ少なかれ独自の用語があります。
     
  • 追放すると脅迫する
    対象者を繋ぎとめるために追放する(法律に触れないよう、明確にクビや解雇するとは言いません)と脅迫することがあります。
    「一度、失職すると再就職は困難」、といったことを信じ込ませることができたら、この手の脅迫の効果は高いものがあります。
    ゼリア新薬の今回のケースでは「新人研修から脱落したものと判断する」 (解雇する) との脅迫の有無ははっきりしません。
    しかし、ブラック企業では、この手の脅迫は後を絶ちません。
    下記はその一例です。
    [東京都労委、引越社関東に救済命令 不当な配置転換で]
    (日本経済新聞:2017-08-23)
    https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG23H8H_T20C17A8000000/
     
    [アリさん引越社がついに謝罪へ…男性は2年間シュレッダー係の仕事に耐え続けた]
    (BuzzFeed Japan:2017-05-24)
    https://www.buzzfeed.com/jp/kazukiwatanabe/20170524 
 
────BuzzFeed Japanからの引用ここから────
懲戒解雇を告げるチラシを社内に掲示し、グループ会社の社内報にも掲載した。
このチラシには名前、顔写真、年齢とともに「罪状」として、「自己の権利を主張し、職責を果たしていない」などと書かれていた。
また、「世の中、まだまだ非常に厳しい状況です。『懲戒解雇』になった場合、再就職先があると思いますか? 家族は誰が養うのですか? 『一生を棒にふることになりますよ。』」といった、従業員を脅すような文言も書かれていた。
────BuzzFeed Japanからの引用ここまで────

もし、会社が研修でこのようなテクニック (洗脳手法) を使っていたら、長期間の集合研修であればそこを抜け出して、家族、弁護士、労働基準監督署などに相談しましょう。
会社でこのような研修が過去から行われている場合、残念ながら労働組合は力になってくれません。

なお、本稿で一方の主張だけというのもバランスが取れませんので、ビジネスグランドワークス社の主張も引用します。
────BuzzFeed Japanからの引用ここから────
一方、ビジネスグランドワークスの宮﨑雅吉代表は、BuzzFeed Newsの取材に次のように回答した。
 「研修内容は問題がないものでした。
  労基署からは事情聴取がなく、労災認定は事実誤認です。
  当社の研修が問題なく終了した後、ゼリア新薬で実施した研修中に不幸があったと認識しています」
研修は3日間の日程で、4月10日が朝9時から夜9時まで、4月11日は朝6時から夜9時まで、4月12日は朝6時からで、午後4時に解散した。
宮﨑代表は「いつまで天狗やっている」「バカヤロー」等の言葉はあったと認めたが、それは「本人に気付いてもらうため」だと説明。研修中に泣き出す人もいるという点については、
 「暗記したものを時間内に発表する審査があり、その審査に合格し、感激して泣き出す人はいます」
とした。
────BuzzFeed Japanからの引用ここまで────

関係者によると「軍隊みたいなことをさせる研修だ」、「途中で体調不良者が出ることもある」との証言もあり、このような研修は生産性向上につながらないどころか、従業員の健康の阻害、幸福度の低下、そして生産性の低下につながることは様々な研究で明らかになっています。

このような研修を推進する間違った考えを持った方や研修を行う会社が、考えを改めて企業文化を一新し、社会だけでなく従業員の幸福にも貢献できる集団に変わるよう、祈らずにはいられません。

また、お亡くなりになられたAさんのご冥福をお祈り申し上げます。

2017-08-12

Bitcoinが「Bitcoin Cash」と分裂するもほとんどのユーザーに影響無し

Bitcoin (ビットコイン) と呼ばれる仮想通貨が2017年8月1日に分裂し新たな仮想通貨「Bitcoin Cash (BCH) 」 (ビットコインキャッシュ) が誕生しました。

Bitcoin (イメージ)

仮想通貨は決済手段の一種であり、マイニング (採掘) と呼ばれる計算リソースの投入によって発行されます。
現実の通貨のように発行体として中央銀行を持ちません。
マイニングに参加した人 (マイナー:採掘者) が仮想通貨を獲得しますが、発行される通貨量は時間的に制御され難易度が調整されます (難易度調整アルゴリズム) 。
仮想通貨のもう一つの特徴は、取引を記録するブロックチェーンと呼ばれる仕組みがあることです。
これらの仕組みにより、不正に仮想通貨を取得することができないようになっています。
Bitcoinは仮想通貨の実装の1つで、仮想通貨の中では最大の流通量をほこります。

今回の騒動の発端は、ブロックチェーンの容量が1MBと決められていたBitcoinに限界が来たことにあります。
当初は1MBで充分だったものの、Bitcoin決済の拡大などで利用者数が急激に増え、1MBでは足りない状況が発生するようになりました。
これが10分程度かかっていたBitcoin決済の待ち時間をより長いものにし、利便性が低下していました。

Bitcoin運用に発言権を持つマイナーたちの間では2つの解決策が議論されてしました。

  1. Segwit (Segrageted witness) と呼ばれる仕組みの導入 (ソフトフォーク)
    ブロックサイズは維持され、一部のビット列の扱いが変わるだけだったためソフトフォークと呼ばれます。
  2. ブロックサイズを8MBにまで増やす方法 (ハードフォーク)
    ブロックサイズが異なるため、これまでのBitcoinとの互換性がなくなりBitcoinを源流として生成された新たな仮想通貨となるため、ハードフォークと呼ばれます。

マイナーたちの間で2つの解決策のうち、どちらを採用するかの議論が収束せず、結局、大多数のマイナーにより2017年7月23日にSegwit以外のブロックを拒否する処置 (BIP91) が実施されました。
今後は8月中旬までかけてSegwitをBitcoin決済ネットワークに浸透させる移行期間が続き、8月下旬にSegwitを有効化したブロックのみの取引に移行する予定です。
一方、一部のマイナーは2017年8月1日よりブロックサイズを8MBにまで増やした改良版Bitcoinを採用、BitcoinはSegwitを導入したBitcoin (BTC) と、ブロックサイズを8MBにまで増やした「Bitcoin Cash (BCH) 」 (ビットコインキャッシュ) に分裂しました。

このような事態は前例があり、別の仮想通貨であるEthereum (ETH) もセキュリティを突いた盗難にあった際にこれを無効化するため、ハードフォークを実行し、このハードフォークを拒否したマイナーが少なからずいたため、Ethereum (ETH) とEthereum Classic (ETC) の2種類に分裂しました。
Ethereum (ETH) とEthereum Classic (ETC) は現在も別々の仮想通貨として存続しています。

Bitcoinの場合、大多数のマイナーがSegwit導入案を支持した結果、以下のようになりました。

  • Bitcoin (BTC) ………… 98.5%
  • Bitcoin Cash (BCH) …   1.5%

つまり、Segwitを導入したBitcoin (BTC) が主流となったため、ほとんどのユーザーに影響はありません。

しかし、Bitcoinユーザーは今後も油断できません。
2017年11月頃にブロックチェーンを2MBに拡大するハードフォークの計画が控えているからです。
これも、今回と同様に賛成派と反対派が対立して議論が収束しない場合、また新たな仮想通貨が誕生することになるでしょう。

仮想通貨は中央銀行が介在しない多数決と似た仕組みで動きますが、この仕組みが仮想通貨の分裂という問題を生じているのは興味深いことです。
仮想通貨はこのような問題を内在していますが、将来、解決策を実装した仮想通貨が登場するかもしれません。

仮想通貨 (ブロックチェーン技術) はまだまだ発展途上ですが、実に面白いのでこれからもトレースしていきます。