2005年7月1日

物理学と将来予測

古典物理学では、因果を決める法則があって、原因があれば、結果が予測できる。
端的に言ってしまえば、運命の肯定。
物理学は運命を肯定するのかな? とずっと考えていたけど、すでに研究されていたようだ。

…「バタフライ効果」という思考実験がその一例らしい。
「北京で蝶が羽ばたくとニューヨークで嵐が起こる」といった例えで、初期条件のわずかな差が時間とともに拡大して結果に大きな違いをもたらすというカオス理論を端的に表現したものだそうだ。

これが、完全な将来予測はできないという簡単なひとつの思考実験の例であるらしい。

少し考えてみる。
…ミクロな現象が、マクロな現象の原因になりえるといった例のようだ。
…さらに、量子力学では、観察者が何かを観察すれば、その影響は無視できず、観測行為自体が観測対象になんらかの影響を及すいう不確定性原理が基礎にある。
…ミクロな現象は、量子力学で述べられているように、確率で論じる。

ふむ、

(1)現実世界にはカオス系が存在する
(2)ミクロな現象は、マクロな現象に影響しうる
(3)ミクロな現象は、確率で論じる

なるほど、カオス系を含む現実世界では、未来予測は確率でしか論じられないというわけだ。
-パンドラの箱のなかには希望だけが残された- ということか。

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