2011年2月5日

ICANNによるIPv4アドレスの割り当てが全て完了

2011年2月3日、IPv4のアドレスを管理しているICANN (Internet Corporation for Assigned Names and Numbers) は、最後の5ブロックのIPv4アドレスを各地域インターネットレジストリ (Regional Internet Registry) への割り当てました。

[February 3, 2011 Press Release - ICANN]
http://www.icann.org/en/news/releases/release-03feb11-en.pdf

これで約43億 (IPv4のアドレス空間は 2^32)のIPアドレスの使い方が全て決まりICANNの持つIPv4アドレスは枯渇しました。
予約アドレスと呼ばれる特別アドレス (内部IPアドレスのように特殊な使い方が予約されているIPアドレス) が開放されない限り、今後はIPv4のアドレスを各地域RIRに割り当てることは出来なくなりました。

[地域RIR]
  • ARIN (北アメリカ)
  • RIPE NCC (ヨーロッパ、中東及び中央アジア地域)
  • APNIC (アジア及び太平洋地域)
  • LACNIC (ラテンアメリカ及びカリブ海地域)
  • AfriNIC (アフリカ地域)

    IPv4のアドレスは以下の順番に割り当てが決められていきます。

      ICANN → 地域RIR → 国別レジストリ (NIR:National Internet Registry) → 各IPアドレス利用団体

    ICANN→地域RIRは全て完了し、あとは地域RIRから国別レジストリに割り当てられ、各IPアドレス利用団体まで行き渡るだけです。
    これも2011年9月頃に完了し枯渇すると見られています。

    すでにIPv4アドレスを使用している分には問題ないですが、今後、各IPアドレス利用団体は新規にIPv4アドレスを調達できなくなるのでIPv6の利用を進めることになります。
    IPv6のアドレス空間は約3.40×10^34 (2^128) アドレス有ります。
    しかし、IPv4とIPv6は互換性が無い、まったく異なるネットワークプロトコルです。
    極端な話、IPv4のみ前提としているソフトや機器は利用できなくなり、改修や交換が必要になります。
    また、インターネットの基幹ネットワークとしてIPv6のバックボーン回線はまだまだ貧弱です。
    そのため、IPv4からIPv6への移行は以前から始まっていますが、ゆっくりとした動きです。
    コンピュータの2000年問題のような混乱が生じないと良いのですが…

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