2009年1月10日

イスラエルは軍事作戦を完遂するだろう

2006年のガザ侵攻、そして2006年11月26日の停戦合意から約2年、停戦合意は失効しました。
現在、イスラエル軍は予備役まで活用し、ガザに対して大規模な軍事作戦を展開しています。

停戦中の2年間でパレスチナ暫定自治政府はファタハからハマスに第一党が移行しました。
自治政府内の対立の結果、ハマスはファハタなど他組織に攻撃を仕掛けました。
また、ハマスはイスラエルへも停戦中もミサイル攻撃をたびたび行いました。
この間、イスラエルはピンポイントのミサイル反撃のみで大規模な反撃には転じませんでした。

停戦とはなにか? … 次の戦争のための準備期間です。

イスラエルは国益を最優先します。
イスラエルは停戦中に大規模な反撃を行えば国際社会の反感も強く、国益を損なうと分かっていました。
そこで停戦合意が失効する時をねらい、軍事作戦の準備を進めていました。
イスラエル最大の後ろ盾であるアメリカへの根回しも進めていたことでしょう。

そして停戦が失効した2008年12月27日にイスラエル軍はガザへ空爆を開始、大規模な侵攻作戦を開始します。

ハマスはミサイル攻撃の取り締まりと停戦の延長を行えませんでした。
これはイスラエルに侵攻の口実を与えました。
案の定、アメリカはイスラエルを支持しハマスを批判します。
2009年1月8日、国連安全保障理事会は、停戦とイスラエル軍の撤退を求める決議を賛成14、棄権1 (アメリカ) で採択しましたが、イスラエル及びハマスは決議を無視しました。

イスラエルは国益に反する場合、国連を無視します。
イスラエル国民は自分たちが生きていける地域がパレスチナしかないことを分かっています。
イスラエルの歴史は中東の戦争の歴史です。
国益にかなえば戦争を行い国連を無視するのは当然、という考えがイスラエル国民にはあります。
長らく戦争を経験していない日本人と大きく違う点です。

イスラエルは自分たちが有利かつ安全に暮らせると思うところまで作戦を進めることでしょう。
作戦を完遂した後、他国の仲介を受けて停戦の合意を行うつもりでしょう。
しかし、それはイスラエルにとって有利な条件での停戦 … ガザ地区の占領は長く続くものとなるでしょう。

パレスチナの混迷は今後も続く。。。

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