以前と比べ、サービスの改悪が続いて魅了が薄れてきましたが、以下のサービスレベルが達成されているためメインバンクとして使用し続けています。
- 他行振り込み手数料無料
(月1回までだが、投資信託、仕組預金、外貨預金などの前月の月間平均残高30万円以上の場合は月5回になります。これをねらう場合は円建てMMFが安定的でお勧めです)
- ゆうちょ銀行を含むCD・ATMの手数料が無料
(コンビニATM、ゆうちょ銀行、全都市銀行・信託銀行等の提携金融機関) - 多くの公共料金振替口座に指定可能
- 多くのクレジットカードの振替口座に指定可能
- 給与振り込み口座に指定可能
この条件についてはネット銀行の多くが実現していますが、ネット銀行では3、4、5の条件を満たすことができません。
みずほ銀行が月末合計残高が50万円以上という条件を満たす場合に限り、月3回まで他行振り込み手数料を無料にするサービスを始めます。
これはメガバンクでは初めてで先進的ですが、みずほ銀行はゆうちょ銀行ATMの手数料が無料にならないのが玉にきずです。
2. ゆうちょ銀行を含むCD・ATMの手数料が無料
コンビニATMの手数料は多くのネット銀行、都市銀行で無料または条件付きで無料です。
また、ゆうちょ銀行ATMは多くの都市銀行の中では新生銀行と三井住友銀行が、そして多くのネット銀行が手数料が無料で使用できます。
しかし、三井住友銀行は1. 他行振り込み手数料無料がありません。
3. 多くの公共料金振替口座に指定可能
4. 多くのクレジットカードの振替口座に指定可能
5. 給与振り込み口座に指定可能
これらは都市銀行であれば問題になることはありません。
ネット銀行は前述の通り、これらの条件を満たせるところがありません。
店舗がある銀行の方がこれらは強いようです。
以上の通り、1から5までのサービスレベルを実現できるのは新生銀行しかないのです。
新銀行東京も条件を満たせそうですが、銀行の安定性を考えると除外です。
ネット銀行はサブバンクとして使用するのは良いですが、現状ではやはり新生銀行がメインバンクとして有利と結論づけます。
ちなみに私は、 新生銀行(メイン)+三井住友銀行(サブ)+ゆうちょ銀行(サブ2) を使用しています。
後は住信SBIネット銀行が気になるくらいです。
ゆうちょ銀行ATMを使うことで無料で相互にお金を移動できます。
また、地方出身者としてはゆうちょ銀行ATMが使える方が地元で便利です。
(地元では近くのコンビニATMまでは自動車で15分程度かかりますが、ゆうちょ銀行ATMは自転車で10分以内にあります)
それに、新生銀行は2008年上期に赤字を出しましたが、私は楽観視しています。
リーマン・ブラザーズの破綻の際、大口債権者であったあおぞら銀行 (4億6300万ドル)、新生銀行 (2億3100万ドル) は大きな損失を被りました。
新生銀行は公的資金を注入され返済が完了していないため、2期連続で赤字決算となると経営者は強制的に交代させられる条項があります。
新生銀行はポルテ氏の経営が行き詰まり、先進的だったサービスも改悪によって他行と差別化できなくなりました。
そのため、新生銀行は本社ビル売却などで利益を出そうとしましたが、リーマン・ブラザーズの破綻であえなく赤字になり、社長であったポルテ氏が退任、八城氏が新社長に就任しました。
八城氏は以前に新生銀行の社長・会長を勤めた経歴を持ち、長期信用銀行から普通銀行に転換を行いリテール事業 (個人向け金融事業) を強化して成果を上げ、2004年2月に株式の再上場も果たした人物です。
地方銀行に比べて財務体質も悪くないため、八城氏の経営によって新生銀行は建て直しできると思っています。
★2010年11月06日 Update!
[Skygear - メインバンクとしての新生銀行の利用を終了]
http://skygear.blogspot.com/2010/11/blog-post.html
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