2013年4月14日

コーヒー豆の種類


コーヒー豆は、現在、世界60ヵ国以上の国で生産されています。
そのほとんどは赤道をはさんで南北緯度25度の間のコーヒーベルトと呼ばれる地域で栽培されています。
コーヒーの木は、平均気温が20℃の温暖な気候を好むため、コーヒーベルト地帯の高山の中腹や高原地帯などのとても過ごしやすい地域が栽培適地となります。

コーヒーベルト, Coffee-Belt
コーヒーベルト
生産地によって、形、味、香りなどが微妙に違います。
それらの生産地による、コーヒー豆の種類の特徴を以下に整理していきます。


コーヒー豆の種類

品種名 産地 特徴
キリマンジャロタンザニア産強い酸味と甘い香りと豊かなコクがあります。
口に含んだ瞬間強い酸味を感じます。

そのバランスの良い酸味と苦味、雑味の無い後味、豊かに広がる芳香は他の追随を許さないほど優れていると言われ、キリマンジャロは昔から世界中の人々に愛されている銘柄です。

焙煎度合いは「シティロースト」や「フルシティロースト」が適しています。
グァテマラ グァテマラ産甘い香り、上品な酸味、芳醇な風味があります。
苦味のバランスが良く、酸味が少し強めのコーヒーです。
フルーティーな芳香と、しっかりした密度のある味わいが特徴で、甘味も強く、コクも豊かです。

焙煎度合いは「ハイロースト」や「シティロースト」が適しています。
クリスタルマウテンキューバ産酸味と苦みのバランスがとれた上品な味です。

クリスタルマウンテンは、コーヒーの最高級品ブランドの一種です。
ケニア ケニア産 強い酸味が大きな特徴です。
酸味とコク、上品な香りがあり、キレがあり、後味もすっきりしています。
コスタリカ コスタリカ産芳醇な香りと適度な酸味が混ざりあい、上品な味がします。
コロンビアに匹敵するほどの優雅な風味とコクのあるコーヒーです。

強い酸味があるため、主にブレンド用に使われています。
エメラルドマウンテンコロンビア産甘い香りとまるい酸味と、まろやかなコクがあります。
コロンビア特有の甘い香りと深いコク、そして確かな甘味を兼ね備えた最高級ウォッシュドアラビカコーヒーです。

加工は厳格に管理され、コロンビア国立コーヒー生産者連合会の鑑定士による品質検査に合格したものだけが初めてエメラルドマウンテンとして認定され、低温コンテナ船で出荷されます。

焙煎度合いは「ハイロースト」や「シティロースト」が適しています。
ハワイ・コナ ハワイ産 強い酸味と甘い香りがあります。
ブレンドに用いると良質な酸味を与えられます。

ハワイ諸島の中で「ビッグアイランド」の愛称で呼ばれるハワイ島の西側にコナ地区があります。
このコナ地区で栽培されるコーヒーがコナコーヒで、100年以上の歴史をもっています。
他国の農場と比較すると、規模が小さくすべて手作業で行っている為、生産量が全世界のコーヒー生産量の1%程度を貴重な豆となっています。

焙煎度合いは「シティロースト」や「フルシティロースト」が適しています。
ブラジル・サントスブラジル産中庸な味で、香りが高く、ほどよい酸味と苦味があります。
酸味・苦味等すべてにおいてバランスの良い豆であることから、ブレンドコーヒーのベースとして使われることが多いのがこの銘柄です。

ブラジルは、世界のコーヒー生産量の3分の1近くを供給する世界第1位のコーヒー産出国です。
現在では、サンパウロ州、ミナスジェライス州、パラナ州、エスピリット・サント州など、気温の適した標高の高い地域で栽培されています。

焙煎度合いは「ハイロースト」や「シティロースト」が適しています。
ブルーマウンテンジャマイカ産すべてのコーヒーの良さをあわせ持つと言われる、バランスの良いコーヒーです。
気品あふれる香り、コク、しっとりとした甘みと、単品で味の調和のよくとれている最高級品とされ、コーヒーの王様と呼ばれます。

生産量もきわめて少なく最高ランクナンバーワンの品種です。
輸入される豆のほとんどが麻の袋に入って輸入されてくるのに対し、ブルーマウンテンは唯一木製の樽に入って、証明書つきで輸入されるほどの最高級品です。

焙煎度合いは「ミディアムロースト」や「ハイロースト」が適しています。
ベネズエラ ベネズエラ産軽い酸味とやや独特の苦み、そして適度な香りがあります。

ベネズエラは1910年代から産油国となり、コーヒー生産は廃れたため、生産量は少ないです。
マンデリン インドネシア産コクのあるやわらかな苦味と、上品な風味があります。
ほろ苦さと、まったりしたコクが特徴的な、バランスの良い味わいです。

ブルーマウンテンが現われるまでは世界一と評されていた品種です。
スマトラ島で栽培されるマンデリンは、島の西岸にあるマンデリン地方で産出されるコーヒーです。

焙煎度合いは「シティロースト」や「フルシティロースト」が適しています。

メキシコ メキシコ産 酸味と香りがともに適度で、やわらかい上品な味が特徴的です。
酸味と芳香が適度にあり、上品な風味を持っていますが、同じメキシコでも低地産のものにはややクセがあります。
モカ イエメン・エチオピア産独特の甘酸っぱい香りと、まろやかな酸味とコクがあります。

「モカ」とは、ヨーロッパにコーヒー豆を輸出するための港として栄えたイエメンの町の名前がもととなり、ここから出荷されるイエメンとエチオピア産のコーヒー豆が「モカ」と呼ばれています。

焙煎度合いは「ハイロースト」や「シティロースト」が適しています。
ロブスタ ベトナム産 強い苦味と特異な香りがあります。

ベトナムは、ブラジルに次いで、世界第2位のコーヒー産出国です。



コーヒー豆の品種のうち、三大原種と呼ばれている「アラビカ種」、「ロブスタ種」、「リベリカ種」を以下に紹介します。


コーヒーの3大原種
  • アラビカ種
    アフリカのエチオピアが原産地です。
    味、香りとも優れ、コーヒーの全生産量の約80 - 90%を占めています。
    海抜800 - 2,000mの高地と18 - 25℃ (平均21℃前後) の気温が最適で、多雨でも少雨でもない気候、水はけの良い傾斜地での栽培に適しています。
    高品質で比較的高収量で、世界のコーヒー生産において主流となっています。
    しかし、高温多湿の環境には適応せず、霜害に弱く、乾燥にも弱いのが難点です。
    レギュラーコーヒーに最も多く使用されている品種で、香り高い酸味と風味が特徴です。
  • ロブスタ種
    アフリカのコンゴが原産地です。
    海抜海抜200 - 800mの低地・傾斜地の栽培されている品種です。
    環境への応性が強く、栽培しやすい低地向きです。
    アラビカ種と比較すると、病気に強い品種とされていますが、味、香り共にアラビカ種よりも劣るという評価です。
    一般的にはインスタントコーヒー、缶コーヒー等に多く使用されています。
  • リベリカ種
    アフリカのリベリアが原産地です。
    ロブスタ種よりも低地で平地での栽培に適しています。
    生育旺盛で環境適応性が十分あり、根が深いと言う事もあって雨の少なさにも強く、害虫病にも強いのですが、除去作業に手間がかかり収穫も長い年月を必要としているため、栽培に人気の無い品種となっています。
    苦味が強い品種で、味、香り共にアラビカ種より劣っているとの評価です。
    世界のコーヒー全生産量の約1%程度の生産量です。
    主にヨーロッパ向けに出荷され、日本ではあまりなじみがなありません。

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