2011年8月28日

オーダースーツの代表的なオプション

私は量販店の既製品とトータル金額がほとんど変わらないため、オーダースーツを購入しています。
オーダースーツの代表的なオプションをまとめてみます。
オーダースーツを購入する際のご参考になれば、と思います。

■ベーススタイル
  1. ブリティッシュ・トラッド (ブリティッシュ・トラディショナル)
    スクエアショルダーの広めの肩巾、ゆとりのある胸回り、ウエストを軽く絞り込んだ標準的なデザイン。
  2. アメリカン・トラッド (アメリカン・トラディショナル)
    ナチュラルショルダー (薄い肩パッドが入った丸いライン)、ウエストを絞らないゆったりとしたデザイン。
  3. クラシコ・イタリア
    薄めの肩パッドを入れたナチュラルショルダーのジャストな肩巾、ウェストをかなり絞り込んだシルエットのファッション性を重視したデザイン。

■フロントボタンの配列と種類

シングルスーツはボタンの配列が縦1列。
ダブルスーツはボタンの配列が縦2列。
  1. シングル2つボタン
    ボタンを2個配置したスーツで、2個のうちの上1個のボタンを留めて着用する。
  2. シングル3つボタン
    ボタンを3個配置したシングルスーツで、3個のうちの上2つ掛けまたは中1つ掛けで着用する。
  3. ダブル4つボタン
    ボタンを4個配置したスーツで、2つ掛けと1つ掛けがある。
  4. ダブル6つボタン
    ボタンを6個配置したスーツで、ボタン2つ掛けがほとんど。

■ベスト (ウェストコート) の有無
  1. ツーピース・スーツ (ベスト無し)
    スーツ、スラックスのみの構成でベストを着用しない。
    スリーピース・スーツを簡略化したもの。
    ビジネススーツならツーピース・スーツで問題ない。
  2. スリーピース・スーツ (ベスト有り)
    スーツ、ベスト、スラックスで構成され、「三つ揃え」スーツとも呼ばれる。
    ベストは縦1列の5つ掛けまたは6つ掛けが基本デザイン。
    5つ掛けなら全てのボタンを掛け、6つ掛けならボタンが一直線に並んでいる状態なら全て掛け、最下部のボタンが離れているなら最後のボタンは掛けないで外しておく。
    ベストの色は黒、灰、白が基本色で、TPOに合わせて選択。
    ネクタイピンはベストがネクタイ止めの役目を果たしているので付けない。
    サスペンダーをベストの下に付け、ベルトを使用しないのがよりクラシック。

■素材
  1. 羊毛 (ウール)
    スーツの代表的な素材で、吸放湿性がある。
    SUPER100'sやSUPER120'sなどは糸の細さを表し、数字が大きいほど細く高級になる。
    耐久性からSUPER120's - SUPER150'sがビジネススーツ向き。
  2. ポリエステル混
    ウールにポリエステルを混紡した生地。
    耐久性が上がりシワになりにくい。
    ポリエステルは裏地に多用される。
  3. リネン、綿 (コットン)など
    吸水性、撥水性、通気性に優れているものの、シワになりやすい。
  4. キュプラ
    植物等のセルロースを化学的に取り出した素材。
    吸放湿性に優れ、一般的なレーヨンに比べ、耐久力や耐摩耗性などに優れている。
    オーダースーツなら、ぜひ裏地に使用したい。

■裏仕立て (ライニング)

スーツの裏地の仕立て。
使用する季節や予算に応じて好みの仕立てを行う。
  1. 背抜き
    背中部分の裏地を2/3カットした仕立てで春夏用のスーツに多い。
  2. 半裏
    背抜き仕立てに前身裏地を縦半分さらにカットした仕立て。
  3. 総裏
    内側全面に裏地を張った仕立てで秋冬用のスーツに多い。
  4. お台場仕立て
    表地を胸の内側まで使用した仕立て。
    お台場仕立てにしない場合、胸の内ポケット周りは裏地を切り開いた仕立てになる。
    オーダースーツにするなら、ぜひ選択したい。

■ベント

スーツ背面の切り込み。
シングルスーツであればセンターベントかサイドベンツのどちらか。
好みで選ぶが、切り込みが少ない方がよりフォーマル。
スーツを買った際は、ベンツ部分はしつけ糸で縫われているため着る時には取りましょう。
  1. ノーベント
    切り込みを入れない。
    最もフォーマル。
  2. センターベント (馬乗り)
    スーツ背面の真ん中に1つ切り込みを真っ直ぐに入れる。
    ブリティッシュ・トラッドをベースにしたインターナショナルモデルと呼ばれるデザインに多く採用されている。
  3. フックベント
    スーツ背面の真ん中に1つ切り込みを鍵型に入れる。
    センターベントの変形。
    アメリカン・トラッドによく見られる。
  4. サイドベンツ (剣吊り)
    スーツ背面の両脇に切り込みを入れる。
    ダブルスーツはほとんどがサイドベンツ。

■袖口 (カフ)
  1. 開き見せ
    袖口を縫ったボタンをはずせない袖口。
    量販店の既製品の主流で、ボタンの数も3つが主流。
  2. 重ねボタン
    ボタンが重なるように配置する。
  3. 本切羽 (本開き)
    袖口のボタンを外せる。
    オーダースーツにするなら、ぜひ選択したい。
    4つボタンにして1つ外すなど、見た目におもしろい。

■スラックスのタック

スラックスの前のゆとりを作る部分。
タックが多いほど太くなり、クッションを長くする必要がある。
  1. ノータック
    ヒップから太ももにかけて細めのシルエットになる。
    見た目はすっきりするがサイドポケットには物があまり入らない。
  2. ワンタック
    ノータックよりゆとりがありツータックよりすっきりしたシルエットになる。
  3. ツータック
    ヒップから太ももにかけて十分なゆとりができる為履きやすい。
    最も多用されるタック。

■スラックスのサイドポケット

スラックス全面の両サイドのポケット。
縦ポケットまたは斜めポケットがフォーマル。
  1. 縦ポケット (バーティカル・スリット・ポケット)
    ポケット口を垂直にとったポケット。
    フォーマル。
  2. 斜めポケット (フォワード・セット・ポケット)
    ポケット口を斜めに直線的にとったポケット。
    フォーマル。
  3. L型ポケット (ホリゾンタル・スリット・ポケット)
    ポケット口を横 (L字) にとったポケット。
    カジュアル。
  4. 三日月ポケット (クレセント・シェープポケット)
    ポケット口を斜めに三日月状にとったポケット。
    カジュアル。

■スラックスのピスポケット

スラックスの後のポケット。
フタがない方がよりフォーマル。
  1. 両玉
    ポケットにフタがつかない一般的なタイプ。
    ピスポケットの玉縁部分を上下に付けている。
  2. 両玉クモフタ付き
    2つのピスポケットにフタをつけたタイプ。
    フタの有無は好みだが、ビスポケットにフタがあると出し入れが大変だと思う。
  3. 両玉片方クモフタ付き
    2つのピスポケットのうち、片方だけにフタを付けたタイプ。
    実用面から利き腕側のビスポケットにはフタを付けない。
  4. 片玉
    ピスポケットの玉縁部分を上下に付けず下側だけに付けたタイプ。

■スラックスの裾の折り返し

スラックスの裾の折り返し部分。
フォーマル度はモーニングカット > シングル > ダブルの順。
ビジネススーツならシングルかダブルを選択。
  1. モーニングカット (アングルドボトムス)
    裾の折り返し部分を斜め (前を短く、後を長くする) にカットし、縫い止めたもの。
    最もフォーマル。
  2. シングル (プレインボトムス、カフレス)
    裾の折り返し部分をカットし、縫い止めたもの。
  3. ダブル (カフドボトムス、ターンナップ)
    裾を折り返し、一部を縫い留めたもの。
    埃が溜まりやすい為、定期的に折り返しの縫い留めていない部分から埃を払う必要がある。

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