2010年8月14日

HDDのデータの安全な消去方法

2.5インチ外付けHDD (ハードディスクドライブ) の調子がおかしくなってきたので廃棄することにしました。
と言うわけで、今回はHDDのデータを安全に消去する方法を紹介します。
なお、この消去方法はWindows XP以降のOSを前提としています。

(1) 廃棄予定のHDDを利用しているOSやアプリケーションの設定を利用しないよう変更します。
※例えば、「システムの復元」や「仮想メモリ」の設定、アプリケーションのキャッシュ設定などを変更します。

(2) コントロールパネル > 管理ツール > コンピュータの管理 を起動します。
そして対象のHDDのパーティションを全て削除します。
※このとき、重要なデータやOSがインストールされているHDDのパーティションを削除しないように気を付けてください。

(3) 廃棄したいHDD 1つに対して全領域を対象とした新しいパーティションを1つ作成します。
このとき、フォーマットはNTFSを選択します。

(4) Cipherコマンドに/w オプションとドライブ名を付けて実行します。
※HDDにも依りますが、20 [GB/hour] 程度の処理時間を必要とします。
C:\>CIPHER /W:G:
できるだけ多くのデータを削除するために、CIPHER /W の実行中はほかのアプリケーションをすべて終了してください。
0x00 に書き込み中
...................................................................................................
0xFF に書き込み中
....................................................................................................
乱数 に書き込み中
....................................................................................................

C:\>

(5)コマンドの実行が終わったら、 コントロールパネル > 管理ツール > コンピュータの管理 を起動し、HDDのパーティションを開放します。

これでHDD内のデータは完全消去され廃棄可能となりました。
お疲れ様でした。

【Cipherコマンドの解説】
Cipherコマンドは/w オプションを付けて実行することで、HDDの空き領域にアメリカ国防総省などのアメリカ連邦政府機関で決められた3ステップの消去手順を実行します。
最初の1回目は0x00 (オール0) を書き込み、2回目は0xff (オール1) を書き込み、最後にランダムなデータを書き込みます。
これにより磁気メディアにおける残留磁気などの影響を排除します。
Cipherコマンドは4GBの容量を超えるFATやFAT32フォーマットではフォーマットの制約により利用が難しですが、NTFS、exFATなどで使用できます。

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