2009年3月14日

e-Taxを利用してみました (その1)

必要があって20年分の確定申告を行いました。
今年はe-Tax (国税電子申告・納税システム) による申告に挑戦してみましたので、その挑戦記事を3回に分けて書いていきます。
今回はメリット、デメリットを書きます。

◆e-Taxのメリット
【メリット1】添付書類の提出を省略できる。
以下の書類の添付、提示が不要になります。
ただし、必要に応じて確定申告期限から3年間は税務署からこれらの書類の提出又は提示を求められることがあります。

[国税庁 - 第三者作成書類の添付省略の制度]
http://www.e-tax.nta.go.jp/toiawase/qa/yokuaru_tennpu01.html
  • 給与所得、退職所得及び公的年金等の源泉徴収票
  • 給与所得者の特定支出の控除の特例に係る支出の証明書
  • 雑損控除の証明書
  • 医療費の領収証
  • 社会保険料控除の証明書
  • 小規模企業共済等掛金控除の証明書
  • 生命保険料控除の証明書
  • 地震保険料控除の証明書
  • 勤労学生控除の証明書
  • 寄附金控除の証明書
  • 政党等寄附金特別控除の証明書
  • 個人の外国税額控除に係る証明書
  • 特定口座年間取引報告書や配当・分配金などの支払通知書
  • 住宅借入金等特別控除に係る借入金年末残高証明書 (適用2年目以降のもの)
  • バリアフリー改修特別控除に係る借入金年末残高証明書 (適用2年目以降のもの)

【メリット2】所得税額から最高5,000円が税額控除される。
e-Taxで確定申告を行えば、5,000円以上の所得税の納税がある方は5,000円が税額控除されます。
所得からの控除ではなく税額が控除されます。
ただし、平成19年分又は20年分のいずれか1回のみです。

【メリット3】24時間確定申告が可能。
期間中は24時間、オンラインでいつでも確定申告が可能です。

【メリット4】一度提出した確定申告の修正が容易。
一度e-Taxで確定申告したデータは、期間中であればe-Taxで再度、確定申告を行うことにより修正が可能です。
この場合、一番最後に申告したデータが採用されます。


◆e-Taxのデメリット【デメリット1】準備にお金がかかる。
住民基本台帳カードと電子証明書で計1,000円程度、またICカードリーダライタの購入が必要です。

【デメリット2】住民基本台帳カードの問題をそのまま受ける。
e-Taxの利用には住民基本台帳カードと電子証明書が必須です。
そのため、住民基本台帳カードの問題点の影響をそのまま受けます。
例えば、住民基本台帳カードの有効期限が10年なのに対し、格納する電子証明書の有効期間が3年と短い問題があります。
また、住民基本台帳カードは市町村を越えた住民票住所の変更で失効します。
さらに、住民基本台帳カードは非接触式カード規格としてSuicaなどに採用されているFelicaではなくISO/IEC14443 Type Bを採用しているため、その規格に対応したICカードリーダライタが必要です。

【デメリット3】準備に手間がかかり、かつ敷居が高い。
住民基本台帳カードとそれに格納する電子証明書の入手のため在住地域の役場/役所に行く必要があります。
また、パソコンからe-Taxを行えるようにするだけでもかなりの手間がかかります。
ある程度の情報リテラシーがないと申告手続きまで到達できません。

【デメリット4】サポートレベルが低い。
確定申告の相談会などでは申告内容の質問は回答できてもe-Taxについて回答できる人は少ないです。
e-Taxの問い合わせ窓口の電話にかけてもサポート担当者のレベルが低く、要領を得ない説明をされるだけでした。
しかも、サポートの電話は通話料金かかり無料ではありません。
技術的な問題については自分で対処できる能力が求められます。


以下は関連記事です。
[e-Taxを利用してみました - Skygear]
e-Taxを利用してみました (その1)
e-Taxを利用してみました (その2)
e-Taxを利用してみました (その3)

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