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2010-12-19

証券優遇税制が2年延長

日本政府は2010年12月16日に2011年度税制改正大綱を閣議決定しました。
これによると金融取引についての税制は以下に決まったようです。
  1.  店頭FXへの20%の申告分離課税の適用は、2012年1月決済分以降に実施。
  2.  証券取引における10%軽減税率「証券優遇税制」を2014年1月までの2年間延長。
金融取引の税制については概ね賛成です。
2011年度税制改正大綱いろいろいな控除が失われる (事実上の増税) ので、金融取引の税制以外は全て反対ですけどね。

1つ目の店頭FX (「くりっく 365」など取引所FX取引以外のFX取引) は、現在は雑所得扱いになっています。
つまり、総合課税となっているため総所得に応じて大きく課税率が増減してしまいます。
それが申告分離課税によりFXの損益だけで税処理されるようになります。
これは歓迎ですが、2012年1月では遅いと思います。
もっと早く実施してほしいです。

2つ目の証券取引における10%軽減税ですが、現行の上場株式等の配当・譲渡所得等に係る税率は本則20%が10%に減税されています。
この減税は2011年12月までを期限としていましたが、2年間延長されます。
こちらも歓迎です。
活発な証券取引が期待 (逆に言えば減税がなくなれば取引量は減る) できます。

「証券優遇税制」の延長には投資をしている富裕層のための減税と批判を聞くことがありますが、全くの的はずれな批判です。
投資は今では1,000円から行えます。
投資先も株式の現物、債権の現物、 投資信託と選択肢も多くなっており、決して富裕層だけのものではなくなっています。

[証券税制に望むこと 一体課税の検討は軽減税制延長後に - モーニングスター]
http://www.morningstar.co.jp/stock/analyst/2010/4q/STA120101029.html

[平成21年度 証券投資に関する全国調査(個人調査)の結果 - 日本証券業協会]
http://www.jsda.or.jp/html/chishiki/index7.html

その事実を無視して富裕層向けの減税と論じるのはおかしいです。

2010-12-11

ポケットカードがポイントプログラムを改悪

ポケットカードはP-oneカードのクレジットカードシリーズを一新しました。

ポケットカードが発行するP-oneカードは支払金額の1%が割り引かれるクレジットカードです。
また、1000円の支払いにつき1ポイントが付くため最大還元率1.3%のカードでした。

しかし、今回の一新でポイントが一切付かなくなりました。
すでにP-oneカードを所有している利用者については2011年3月1日利用分からポイントが付かなくなります。

[P-one カードブルーの「ポケット・ポイント特典」改定について - ポケットカード]
http://www.pocketcard.co.jp/important/101022_2/

つまり、1.3%の還元率→1.0%の還元率となりました。
私は株主優待によってポイントを受け取っていますが、そのポイントを加味しても1.3%の還元率には達しない見込みです。

クレジットカードを使用した借入れ (キャッシング) について総量規制が行われた影響により、業績見込みをネガティブにしているようです。
そのための収益強化策の1つの施策として今回のポイントプログラムの 改悪に至ったようです。

P-oneカードは私のメインカードでしたが、SBIカードにスイッチするか検討に入ります。

2010-11-07

エコポイントの手続きが完了

エコポイントの手続きが完了し、商品の交換も無事終わりました。
  1. 2010年09月28日 インターネットでエコポイントの申請を行い、書類も郵送。
  2. 2010年10月26日 エコポイントの手続きが完了した旨の連絡が来る。
  3. 2010年10月29日 エコポイントから交換した商品 (私の場合は引換券) が届く。
というわけで、エコポイントの申請から約1ヶ月で手続きが完了しました。
私の場合、手に入れた引換券を商品券にさらに交換してもらい、実家のアナログハイビジョンブラウン管テレビ用に以下の商品を購入しました。
  • テレビチューナー DIR-3100 (DXアンテナ)

    3波 (地上・BS・CS) 対応デジタルハイビジョンチューナーです。

  • 分波器 S-15UVSW (日本アンテナ)

    地上デジタル放送信号とBS・CS放送信号を分離する分波器を購入。
    3波 (地上・BS・CS) 対応デジタルハイビジョンチューナーと合わせることでBS・CSも見られるようになります。

  • D端子⇔コンポーネント1.0m VMC-DP10CV (SONY)

    D端子とコンポーネント端子を変換するケーブルです。
    実家のアナログハイビジョンブラウン管テレビはD端子はありませんが、コンポーネント端子があります。
    そのコンポーネント端子に接続するための変換ケーブルです。

購入した機器を接続することで、この古いブラウン管テレビでも地上/BS/CSデジタル放送を受信できるようになりました。
これで、実家の主要なテレビが地上デジタル放送に対応可能となりました。

私が1997年に家族会議でアナログハイビジョンブラウン管テレビを勧めて14年近く経ちます。
長期的に活用可能と考えてのことでしたが、テレビ放送波のデジタル化を経ても使い続けることができ、きれいな映像を映し出してくれます。
たとえ高くても、金額に見合う良い品物は長く使い続けることが可能と信じています。
良い物を長く、愛着を持って使い続けたいものです。

      2010-11-06

      メインバンクとしての新生銀行の利用を終了

      [Skygear - いろいろ改悪されたけど、新生銀行はまだまだ有利]
      http://skygear.blogspot.com/2008/12/blog-post.html

      上記の記事に記載した通り、約2年間メインバンクとして継続利用を続けていましたが、以下の情報などを鑑み、メインバンクとしての新生銀行の利用を終了しました。
      • 2010年05月14日にあおぞら銀行との合併が正式に破談。
      • 2010年06月30日に金融庁が経営健全化計画の履行に対し業務改善命令を発出。
      • 2010年09月14日にスタンダード&プアーズ (S&P) が新生銀行の銀行基礎信用力格付けを「C+」から「C」に格下げ。
      クイック入金 (リアルタイム入金、ダイレクト入金、即時入金サービスなど) の対応も進まず、信用度、使い勝手の面からも優位性が失われてきたためメインバンクを三井住友銀行へ切換えました。
      (2010年06月23日で退任した八代政基前社長には期待していたのですが…)
      切換えた手続きは以下の通りですが、自動振替のほとんどをクレジットカードにしているため思ったほど手間は掛かりませんでした。
      • 給料振込口座の変更。
      • 証券口座の出金先口座変更。
      • FX口座の出金先口座変更。
      • クレジットカードの自動振替口座変更。
      • 公共料金の自動振替口座変更。
      • 保険の自動振替口座変更。
      • eBook-OFFなどの電子決済口座の変更。
      なお、ほとんどの資金を移動しましたが口座は解約しません。
      国がかなりの公的資金を投入して維持した銀行です。
      新生銀行の信用度 (自己資本比率、不良債権比率) にしても、大半の地方銀行よりはマシです。
      一国民としてそのサービスを利用しないのはもったいないと思います。

      業績低迷の元凶だった新生銀行ポルテ元社長が2008年11月に退任し、年収1億円以上の高額所得役員の公開により外国人役員が退任に追い込まれたため、有る程度の自浄能力を確保できる可能性もあります。
      逆に最悪のパターンは日本振興銀行と同様に破綻によるペイオフ発動ですが、新生銀行は規模・影響度から公的資金投入と合わせて別の銀行が救済合併を行う (金融庁からさせられる) 可能性が高いでしょう。
      新生銀行は外資ファンドに食い物にされ続けるか、復活を遂げるか…
      はてさて、どうなることやら。

      2010-10-18

      Adobe DLMを使用せずにAcrobat ReaderおよびFlash Playerをダウンロードする方法

      Adobe Systems社 (以下Adobe社) のサイトからを入手する際、Adobe DLMというダウンロードマネージャのインストールが行われます。
      Flash PlayerやAdobe Readerのダウンロード・インストールは、そのAdobe DLMによる制御下により行われます。
      これはThe Internetに常時接続できない環境下では不便で仕方がありません。
      しかし、以下のAdobeのサイトからOffline Installerがダウンロードが可能です。

      [Adobe Acrobat Reader]
      ftp://ftp.adobe.com/pub/adobe/reader/win/9.x/

      Adobe社ではFTPサイトを公開しています。
      上記のサイトからダウンロードしたいバージョン→ja_JPとたどるとEXEファイルまたはMSIファイルがダウンロードできます。
      例えば、9.4.0であれば以下のサイトにインストーラがあります。

      ftp://ftp.adobe.com/pub/adobe/reader/win/9.x/9.4.0/ja_JP/

      MSIファイルではなくEXEファイルが良いでしょう。
      親ディレクトリに移動すれば、より最新のAcrobat Readerも見つかるでしょう。

      [Adobe Flash Player]
      http://kb2.adobe.com/jp/cps/229/229980.html

      トラブルシューティング (Windows) のサイトからダウンロードできます。
      「E-3. 手動でのインストール」に「Flash Player ActiveX(Internet Explorer のみ)」と「Flash Player Plugin(その他の Web ブラウザ)」があります。Windows利用者でFirefoxなどを利用している場合は両方インストールすると良いでしょう。

      2010-10-10

      尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件に思うこと

      2010年10月9日に中国国内で拘束されていた「フジタ」社員の高橋さんが釈放されました。
      これで「フジタ」社員4名が全員開放されたことになります。

      「フジタ」の社員4名は尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件によって態度を硬化した中国当局から「厳格」な法律運用によって拘束されました。
      日本は外交カードも無く、何も出来ませんでした。
      今回は完全な日本の外向的敗北であり、戦略として中国が勝っていたということです。
      この事件もそうですが、民主党政権には以下の問題があったと思います。
      1. 外交カードが無いにもかかわらず、交渉を進めないまま漁船船長の釈放に至ったこと。
      2. 交渉のコネクションの確立に失敗したこと。
      3. 与党民主党は政治主導を標榜しておきながら「検察の判断」と漁船の船長の釈放について政治判断 = 政治責任を負わなかったこと。
      4. 映像の公開タイミングを逸したこと。
      そもそも、 尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で中国側の外交カードに対抗できるカードを捨てた時点で日本の外向的敗北が決まってしまいました。
      なお、尖閣諸島は日本の自衛隊の管轄区域のため中国人民解放軍が尖閣諸島のみを占領した場合、アメリカ軍は助けません。

      中国人民解放軍が台湾侵攻作戦を実施した際、尖閣諸島も占領の対象になり得ることを留意する必要があります。
      (中国の尖閣諸島は台湾の一部とする考えから)

      鳩山元総理の「私だったら中国の温家宝首相と腹を割って話し合えた」も失笑物です。
      菅総理と中国に対する環境は変わりません。
      菅総理が話し合えていないにもかかわらず、鳩山元総理であれば温家宝首相は話し合えたのでしょうか?
      また、「首相を退任後、政界に残ってはいけない。」 という自身の言葉を忘れているのでしょうか?
      鳩山元総理は母親から5年間で約9億円のお小遣いをもらっていたのですから、そのお金で鳩山元総理自身が尖閣諸島に住むのであれば賞賛もされましょうが。

      中国漁船衝突事件では、中国は日本とアメリカの軍事的な連携の弛みも試してきたといえます。
      どんなに嫌であっても、日本の同盟相手としてはアメリカが最も「マシ」であり、アメリカとの同盟関係を重視するのが中国との軍事的対等を維持する上で重要です。
      また、日本の円高は中国の外貨準備がドルから円に向いているためだとエコノミストが指摘していたり、レアメタルの輸出規制などすでに経済面での圧力も強まっています。
      対等な軍事的均衡、経済的関係がなければ国同士の友好は崩れてしまいます。
      今後は同じく中国に脅威を感じている東南アジア諸国と手を結び、対抗しなければ中国と経済上・外交上の関係すら対等ではなくなるでしょう。

      以下のURLは大前研一氏のコラムです。
      興味深い内容でしたので、リンクを張っておきます。

      [BPnet - 「尖閣問題」の歴史を知らない民主党の罪]
      http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20101006/247616/

      2010-09-19

      CMAMとeMAXISとSTAMを比較してみました (2010年9月)

      2010年9月13日より三菱UFJ投信のeMAXISシリーズに「eMAXIS 新興国債券インデックス」が追加されました。

      [三菱UFJ投信 - 『eMAXIS 新興国債券インデックス』の設定について]
      http://www.am.mufg.jp/text/100827release.pdf

      信託報酬率 = 0.63% 、信託財産留保額 = 0.3% とSTAM 新興国債券インデックス・オープンと同レベルのコストとなっています。
      以下の記事でCMAMとeMAXISとSTAMを比較していますが、再度比較してみました。

      [Skygear - CMAMとeMAXISとSTAMを比較してみました (2010年7月)]
      http://skygear.blogspot.com/2010/07/stam.html

      インデックス CMAM(TF) CMAM(PR) eMAXIS(TF) eMAXIS(PR) STAM(TF) STAM(PR) ETF(TF)
      日経225 -- -- 0.42% 0.0% 0.42% 0.0% 0.252% (野村:1321)
      TOPIX 0.3885% 0.0% 0.42% 0.0% 0.4725% 0.05% 0.252% (野村:1306)
      国内REIT -- -- 0.42% 0.3% 0.525% 0.05% 0.336% (野村:1343)
      国内債券 0.3885% 0.0% 0.42% 0.0% 0.42% 0.05% --
      先進国株式 0.525% 0.0% 0.63% 0.0% 0.63% 0.05% 0.2625% (日興:1680)
      先進国REIT -- -- 0.63% 0.3% 0.6825% 0.05% --
      先進国債券 0.525% 0.0% 0.63% 0.0% 0.5775% 0.05% 0.2625% (日興:1677)
      新興国株式 -- -- 0.63% 0.3% 0.6825% 0.3% 0.2625% (日興:1681)
      新興国債券 -- -- 0.63% 0.3% 0.63% 0.3% 0.60% (外国:EMB)

      TF (Trust Fee):信託報酬
      PR (Partical Redemption charge):信託財産留保額

      参考として、国内市場に出ているETFの運用会社と証券コードも載せています。
      投資信託のみで資産運用を行う場合の各インデックスの購入先を検討してみました。
      • 日経255 … eMAXIS & STAM
      • TOPIX … CMAM
      • 国内REIT … eMAXIS & STAM
      • 国内債券 … CMAM
      • 先進国株式 … CMAM
      • 先進国REIT … eMAXIS & STAM
      • 先進国債券 … CMAM
      • 新興国株式 … eMAXIS
      • 新興国債券 … eMAXIS & STAM
      新興国債券にeMAXISが加わりました。
      他は前回と変わりありません。
      また、ETFや国債現物を含めて検討すると以下のようになりました。
      • 日経255 … ETF (野村:1321など)
      • TOPIX … ETF (野村:1306など)
      • 国内REIT … ETF (野村:1343など)
      • 国内債券 … 国債現物 & CMAM
      • 先進国株式 … ETF (日興:1680やTOK)
      • 先進国REIT … eMAXIS & STAM
      • 先進国債券 … CMAM
      • 新興国株式 … ETF (日興:1681やVWO)
      • 新興国債券 … eMAXIS & STAM
      こちらも新興国債券にeMAXISが加わりました。

      何はともあれ、金融商品が拡充され選択肢が増えることは利用者として良いことです。

      ★2011年1月10日 Update!
      [インデックスファンドを比較してみました (2011年1月) - Skygear]
      http://skygear.blogspot.com/2011/01/20111.html

      2010-09-18

      外為どっとコムに1ヶ月の業務停止命令‎

      FX (外国為替証拠金取引) 業者である外為どっとコムに対し、金融庁が10月1日から1ヶ月の業務停止命令‎を行いました。
      これにより、外為どっとコムの利用者は10月中の取引ができなくなるのでご注意ください。
      ただし、決済注文は出来るようです。

      [関東財務局 - 株式会社外為どっとコムに対する行政処分について]
      http://www.mof-kantou.go.jp/kinyuu/kinshotorihou/7894syobun220917.pdf

      [処分理由]
      1. 2010年7月13日午前6時45分頃に「ユーロ/円」の取引において市場実勢と大幅に乖離したレートを誤配信した。
        (市場レート:1ユーロ/111円台、誤配信レート:1ユーロ/55円台)
      2. 2010年9月6日午後3時34分頃に「米ドル/円」及び「ユーロ/円」の取引において市場実勢と大幅に乖離したレートを誤配信した。
        (市場レート:1USドル/84円台、誤配信レート:1USドル/100円台)
        (市場レート:1ユーロ/108円台、誤配信レート::1ユーロ/100円台)
      3. 2010年9月15日午前5時23分頃にシステム障害を発生させ、多数の顧客取引に影響を与えた。
      外為どっとコムは先物取引のオリエント貿易のFX事業を前身とする会社で、「口座数」や「預かり資産」について6年間1位を維持している最大手のFX業者です。
      (ただし、口座数はNEXT総合口座とFXトレード口座を合算したもの)
      様々なマスコミに為替レートを提供しているので、名前を目にしたことがある方も多いかと思います。

      なお、外為オンライン (株式会社新日本通商) と外為どっとコム (エイチ・エス・フューチャーズ株式会社 = オリエント貿易株式会社) は全く関係がない会社です。
      外為オンラインで取引している方はご安心ください。

      [外為オンライン - 当社名に類似した同業他社について]
      http://www.gaitameonline.com/news.jsp#P235

      私は外為どっとコムは信用度で疑問があり口座開設しませんでした。
      もしかすると、外為どっとコムは倒産するかもしれません。
      FX業界は2010年8月1日からのレバレッジ規制 (レバレッジは最大50倍まで) で淘汰の時代に入っています。
      さらに、2011年月1日からはレバレッジは最大25倍までとなります。信託保全が義務づけられているため資産としては証拠金は保護されますが、倒産したときの取引中のポジションについては対応が会社で異なる可能性が高いです。
      規制によりレバレッジが横並びになった以上、これからは信用度でFX業者を選択しなければなりません。

      [信用度に基づくFX業者選びのポイント]
      • システムの安定性 (システムダウンの頻度が参照になると思います)
      • 自己資本比率
      • 運営企業またはバック企業の経営状況
      • 取引高
      • 口座数
      • カバー先数 (カバー先破綻リスクの軽減)
      私は2010年8月1日からのレバレッジ規制後は、投機から投資にFXの利用方法を変更してきました。
      FXは今後も利用予定ですが、FX業界の行く末が気がかりです。

      2010-09-12

      日本振興銀行破綻とペイオフの復習

      9月10日に日本振興銀行が破綻しました。
      日本で初めてのペイオフ発動となります。
      9月13日から破綻処理のための営業再開が予定されています。
      つまり、日本振興銀行の預金の払い戻しは9月13日から可能になります。 (ペイオフによる保護範囲まで)


      ペイオフについて復習してみます。
      • 金融機関が破綻した場合に預けた預金を保護する制度。
      • 預金は「預金債権」として処理され、1000万円までの預金債権と金利が保護される。
      • 同じ金融機関に複数の口座を持っている場合は全預金の総額が対象。
      • 預金と同時に融資を受けている場合は 債権 (預金額) - 債務 (融資額) が対象となる。
      • 一般には円建て定期、円建て普通預金、財形貯蓄などが保護対象。
      • 外貨建て預金は対象外。
      • 破綻した金融機関を通して購入した投資信託などは銀行の財産ではなく、かつ分別管理されるため対象外。 (移管は必要だが販売した金融機関の破綻の影響を受けない)
      • 総額で1000万円を超えた分や外貨建て預金は破綻した金融機関の破産処理により残った財産を債権者で分け合って弁済される。 (わずかだが返ってくる)
      金融機関破綻の影響を受けないためには、以下の対策が有効です。
      • 外貨預金は銀行では行わない。 (外貨はMMFやFXでの運用が有効)
      • 預金の総額1000万円を超えないように資産を分割して複数の金融機関へ預金する。
      • 金融機関のディスクロージャー情報を確認し安全性を確認する。
      • 金融機関の安全性に疑問がある場合は、メリットが無い限りその金融機関との取引をやめる。

      2010-09-11

      10年利付国債の利回りが1%を下回る

      第310回利付国債 (10年) の表面利率が1%になり、債券市場の利回りが0.995%と2003年8月以来、約7年ぶりに1%を下回りました。
      • アメリカの景気回復の後退懸念
      • ユーロ圏の国々の財政不安 (主にPIGSと呼ばれる国々)
      • 日本とアメリカ、日本とユーロ圏との金利差縮小
      これらの要因により、世界的にリスク回避の傾向が強くなりました。
      結果、まずドルやユーロから、より安定的と言われる円やスイスフランに資金が流れます。
      そして、買われた日本円は株ではなく債券に投資されます。
      この結果、債券価格は上昇、金利は低下します。

      外貨を売って円を買う動きにより9月9日にはドルが一時83.34円まで下落、15年3カ月ぶりの安値をつけています。
      ユーロも8月24日に105.44円と9年ぶりの安値をつけています。
      政府や日本銀行の円高に対する姿勢も市場に見透かされている状態のため、かなりの円高になっています。

      現在、多くの先進国では金利を下げ、自国通貨安による輸出増大による景気回復を目指しています。


      輸出産業とその下請けがかなりの割合を占める日本経済において、円高はボディーブローのように効いてくることでしょう。

      日本だけが対応が遅れていますが、政府や日本銀行の打つ手が無くなれば、完全なゼロ金利政策 (政策金利 = 0.0%、現在の政策金利は0.1%) が採られるかもしれません。
      ちなみに、10年物国債の過去最低利回りは2003年6月の0.430%です。

      2010-08-15

      両親に46型プラズマテレビをプレゼント

      先週、実家に帰省し、地上デジタルテレビ放送用のアンテナ工事を進めました。
      そして、両親に46型プラズマテレビをプレゼントしました。

      [Panasonic - VIERA TH-P46G2]


      PanasonicのVIERA G2シリーズ46型です。
      家電リサイクルも申込み、古いテレビはリサイクルに回します。

      テレビ、テレビ台、リサイクル費用を含めて約20万円です。

      支払いは、初のクレジットカード2回分割払いにしました。 (金額のためか、カード会社からの確認が発生しました)
      テレビは以前に比べて安くなりましたが、テレビ台が高いなんて。。。

      まだテレビ自体は到着・設置していませんが、設置が終われば実家の以下の対応が一通り完了したことになります。
      • 住宅用火災警報器の設置 (消防法改正によるもの、2011年6月1日までに対応が必要)
      • ナンバーディスプレイ申込みと拒否設定 (悪質な電話勧誘販売対策)
      • 地上デジタルテレビ放送の対応 (地上アナログテレビ放送終了によるもの、2011年7月24日までに対応が必要)
      テレビ到着後はエコポイントの手続きを行って自分自身のミッションはクリアとなります。

      2010-08-14

      HDDのデータの安全な消去方法

      2.5インチ外付けHDD (ハードディスクドライブ) の調子がおかしくなってきたので廃棄することにしました。
      と言うわけで、今回はHDDのデータを安全に消去する方法を紹介します。
      なお、この消去方法はWindows XP以降のOSを前提としています。

      (1) 廃棄予定のHDDを利用しているOSやアプリケーションの設定を利用しないよう変更します。
      ※例えば、「システムの復元」や「仮想メモリ」の設定、アプリケーションのキャッシュ設定などを変更します。

      (2) コントロールパネル > 管理ツール > コンピュータの管理 を起動します。
      そして対象のHDDのパーティションを全て削除します。
      ※このとき、重要なデータやOSがインストールされているHDDのパーティションを削除しないように気を付けてください。

      (3) 廃棄したいHDD 1つに対して全領域を対象とした新しいパーティションを1つ作成します。
      このとき、フォーマットはNTFSを選択します。

      (4) Cipherコマンドに/w オプションとドライブ名を付けて実行します。
      ※HDDにも依りますが、20 [GB/hour] 程度の処理時間を必要とします。
      C:\>CIPHER /W:G:
      できるだけ多くのデータを削除するために、CIPHER /W の実行中はほかのアプリケーションをすべて終了してください。
      0x00 に書き込み中
      ...................................................................................................
      0xFF に書き込み中
      ....................................................................................................
      乱数 に書き込み中
      ....................................................................................................

      C:\>

      (5)コマンドの実行が終わったら、 コントロールパネル > 管理ツール > コンピュータの管理 を起動し、HDDのパーティションを開放します。

      これでHDD内のデータは完全消去され廃棄可能となりました。
      お疲れ様でした。

      【Cipherコマンドの解説】
      Cipherコマンドは/w オプションを付けて実行することで、HDDの空き領域にアメリカ国防総省などのアメリカ連邦政府機関で決められた3ステップの消去手順を実行します。
      最初の1回目は0x00 (オール0) を書き込み、2回目は0xff (オール1) を書き込み、最後にランダムなデータを書き込みます。
      これにより磁気メディアにおける残留磁気などの影響を排除します。
      Cipherコマンドは4GBの容量を超えるFATやFAT32フォーマットではフォーマットの制約により利用が難しですが、NTFS、exFATなどで使用できます。

      2010-07-31

      CMAMとeMAXISとSTAMを比較してみました (2010年7月)

      2010年7月30日よりSTAMインデックスシリーズの信託報酬率が引き下げられました。

      [住信アセットマネジメント - STAMインデックスシリーズの信託報酬率引き下げ等について]
      http://www.sumishinam.co.jp/common/cms/whatsnew/390.pdf

      信託報酬率の引き下げは以下の通り。
      • [国内株式] 「 STAM TOPIXインデックス・オープン」 税込0.483% → 税込0.4725%
      • [先進国株式] 「 STAM グローバル株式インデックス・オープン」 税込0.777% → 税込0.63%
      • [新興国株式] 「 STAM 新興国株式インデックス・オープン」 税込0.8715% → 税込0.6825%
      • [国内債券] 「STAM 国内債券インデックス・オープン」 税込0.462% → 税込0.42%
      • [先進国債券] 「STAM グローバル債券インデックス・オープン」 税込0.672% → 税込0.5775%
      • [新興国債券] 「STAM 新興国債券インデックス・オープン」 税込0.7560% → 税込0.63%
      • [国内REIT] 「STAM J-REITインデックス・オープン」 税込0.672% → 税込0.525%
      • [外国REIT] 「STAM グローバルREITインデックス・オープン」 税込0.861% → 税込0.6825%
      • [バランス] 「世界経済インデックスファンド」 税込0.714% → 税込0.63%
      また、日経225タイプのファンド「STAM 日経225インデックス・オープン」が追加されました。
      以下の記事でCMAMとeMAXISとSTAMを比較していますが、信託報酬率が引き下げ踏まえ再度比較してみました。

      [Skygear - CMAMとeMAXISとSTAMを比較してみました (2010年6月)]
      http://skygear.blogspot.com/2010/06/cmamemaxisstam.html


      インデックス CMAM(TF) CMAM(PR) eMAXIS(TF) eMAXIS(PR) STAM(TF) STAM(PR) ETF(TF)
      日経225 -- -- 0.42% 0.0% 0.42% 0.0% 0.252% (野村:1321)
      TOPIX 0.3885% 0.0% 0.42% 0.0% 0.4725% 0.05% 0.252% (野村:1306)
      国内REIT -- -- 0.42% 0.3% 0.525% 0.05% 0.336% (野村:1343)
      国内債券 0.3885% 0.0% 0.42% 0.0% 0.42% 0.05% --
      先進国株式 0.525% 0.0% 0.63% 0.0% 0.63% 0.05% 0.2625% (日興:1680)
      先進国REIT -- -- 0.63% 0.3% 0.6825% 0.05% --
      先進国債券 0.525% 0.0% 0.63% 0.0% 0.5775% 0.05% 0.2625% (日興:1677)
      新興国株式 -- -- 0.63% 0.3% 0.6825% 0.3% 0.2625% (日興:1681)
      新興国債券 -- -- -- -- 0.63% 0.3% 0.60% (外国:EMB)

      TF (Trust Fee):信託報酬
      PR (Partical Redemption charge):信託財産留保額

      参考として、国内市場に出ているETFの運用会社と証券コードも載せています。
      投資信託のみで資産運用を行う場合の各インデックスの購入先を検討してみました。
      • 日経255 … eMAXIS & STAM
      • TOPIX … CMAM
      • 国内REIT … eMAXIS & STAM
      • 国内債券 … CMAM
      • 先進国株式 … CMAM
      • 先進国REIT … eMAXIS & STAM
      • 先進国債券 … CMAM
      • 新興国株式 … eMAXIS
      • 新興国債券 … STAM
      日経255にSTAMが加わった程度で前回とほとんど変わりありません。
      まだ、CMAMやeMAXISの方が信託報酬率の低さで勝るケースが多いようです。
      また、ETFや国債現物を含めて検討すると以下のようになりました。
      • 日経255 … ETF (野村:1321など)
      • TOPIX … ETF (野村:1306など)
      • 国内REIT … ETF (野村:1343など)
      • 国内債券 … 国債現物 & CMAM
      • 先進国株式 … ETF (日興:1680やTOK)
      • 先進国REIT … eMAXIS & STAM
      • 先進国債券 … CMAM
      • 新興国株式 … ETF (日興:1681やVWO)
      • 新興国債券 … STAM
      こちらは前回と変わりありません。
      今後は、2012年4月1日に予定されている中央三井トラスト・ホールディングスと住友信託銀行のグループ統合による投資信託の統廃合に注目したいところです。

      何はともあれ、信託報酬率が下がることは利用者として良いことです。

      ★2010年9月19日 Update!
      [CMAMとeMAXISとSTAMを比較してみました (2010年9月) - Skygear]
      http://skygear.blogspot.com/2010/09/cmamemaxisstam-20109.html

      2010-07-10

      2010年参議院選挙とボートマッチ

      2010/07/11(日)は2010年参議院選挙の投票日です。
      最近は様々なサイトでボートマッチ (有権者と政党の考え方の一致度を測定できるサービス) が行えるので、以前と比べて政策の比較は格段に便利になりました。
      以下のサイトがあります。

      [読売新聞 - 日本語版ボートマッチ]
      http://vote.yomiuri.co.jp/

      [毎日新聞 - 毎日ボートマッチ(えらぼーと)]
      http://mainichi.jp/select/seiji/eravote/

      [朝日新聞 - 政策・政治スタンス]
      http://www2.asahi.com/senkyo2010/kouho/

      [日経新聞 - 政策アンケート特別版]
      http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100707/215316/

      ただ、結果はそれぞれのサイトでバラバラになりました。
      それぞれの政党のマニュフェストを元にマッチングを行うサイト、候補者のアンケート結果から政党のマッチングを行うサイトなど方法がまちまちのため結果に差異が出るようです。
      そもそも同じ政党の候補者でも考えが違うこともあるでしょうから。

      ただ、ボートマッチによってそれぞれの政党の傾向をつかむことは出来たので、あとはピックアップした政党のマニュフェストを確認した上で投票したいと思います。

      2010-06-20

      小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還

      6月13日に小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還しました。
      小惑星「イトカワ」のサンプルが入っている可能性があるカプセルの回収も成功しました。
      プロジェクト関係者の皆様、おめでとうございます。

      [JAXA - 小惑星探査機「はやぶさ」]
      http://www.jaxa.jp/projects/sat/muses_c/index_j.html

      しかし、「はやぶさ」の後継機となる「はやぶさ2」の開発は順調には行かないようです。
      麻生内閣時代の平成22年度予算約17億円から、民主党への政権交代に伴う歳出見直しで5,000万円に減額されました。
      さらに、昨年11月の事業仕分けで3,000万円にまで縮減されました。
      公転軌道の関係上、探査機の開発計画は予算・時間との戦いになります。
      予算措置が遅くては打ち上げに間に合いません。

      今回の成功の結果、民主党政権から喝采があがったものの、「はやぶさ」が地球に帰還できなかった場合はどうなっていたのでしょうか?
      (「はやぶさ」は工学実験衛星だったため、帰還に失敗しても成果としては相応なものでした)
      予算を大幅に削減しておきながら現金なものです。
      今の民主党政権には科学技術振興に対する政策が全く無いとしか思えません。


      ---閑話休題---


      さて話がそれましたが、なにが言いたいかと言うと、「はやぶさ」の地球帰還には多くの失敗が糧になっていることを忘れないでほしいのです。
      太陽フレアによるものと思われる故障で火星周回軌道に乗せられなかった「のぞみ」。
      第1段のノズル破損によるM-Vロケット4号機打ち上げ失敗。 (「はやぶさ」はM-Vロケット5号機で打ち上げ)
      JAXAは失敗の都度、国民から批判を浴びながらも低予算で研究・開発を続けてきました。
      M-Vロケットが廃止されたため今後はH-IIAロケットやH-IIBロケットでの打ち上げなりますが、これらも失敗を乗り越えて開発されたものです。
      低予算の中でもこれらの失敗を糧にして、「はやぶさ」のプロジェクトに繋げてきました。

      しかし、長期的な科学技術振興に対する政策に基づいて予算措置や計画がとられないと今回の技術や成果も継承されないまま消えていってしまう可能性があります。
      また「はやぶさ」以外にも、長期的にしか成果が出ない地味な研究がいくつもあります。
      日本が宇宙開発で世界をリードするには、成果や、成功・失敗にとらわれず長期的な科学技術振興の視点で宇宙開発は行われるということを、国民の一人ひとりが理解していくことが重要なのです。

      2010-06-13

      CMAMとeMAXISとSTAMを比較してみました (2010年6月)

      SBI証券などでインデックスファンドの中央三井アセットマネジメント CMAM “e”シリーズの取り扱いが始まってしばらく経ちました。
      以前にeMAXISとSTAMについて比較した記事を書きましたが、再度検討してみます。

      [Skygear - eMAXISとSTAMを比較してみました]
      http://skygear.blogspot.com/2009/11/emaxisstam.html

      以下のインデックスファンドについて整理・比較してみます。
      • 中央三井アセットマネジメント CMAM “e”シリーズ
      • 三菱UFJ投信 eMAXISシリーズ
      • 住信アセットマネジメント STAMインデックスシリーズ
      インデックス CMAM(TF) CMAM(PR) eMAXIS(TF) eMAXIS(PR) STAM(TF) STAM(PR) ETF(TF)
      日経225 -- -- 0.42% 0.0% -- -- 0.252% (野村:1321)
      TOPIX 0.3885% 0.0% 0.42% 0.0% 0.483% 0.05% 0.252% (野村:1306)
      国内REIT -- -- 0.42% 0.3% 0.672% 0.05% 0.336% (野村:1343)
      国内債券 0.3885% 0.0% 0.42% 0.0% 0.462% 0.05% --
      先進国株式 0.525% 0.0% 0.63% 0.0% 0.777% 0.05% 0.2625% (日興:1680)
      先進国REIT -- -- 0.63% 0.3% 0.861% 0.05% --
      先進国債券 0.525% 0.0% 0.63% 0.0% 0.672% 0.05% 0.2625% (日興:1677)
      新興国株式 -- -- 0.63% 0.3% 0.8715% 0.3% 0.2625% (日興:1681)
      新興国債券 -- -- -- -- 0.756% 0.3% 0.60% (外国:EMB)

      TF (Trust Fee):信託報酬
      PR (Partical Redemption charge):信託財産留保額

      参考として、国内市場に出ているETFの運用会社と証券コードも載せています。
      投資信託のみで資産運用を行う場合の各インデックスの購入先を検討してみました。
      • 日経255 … eMAXIS
      • TOPIX … CMAM
      • 国内REIT … eMAXIS & STAM
      • 国内債券 … CMAM
      • 先進国株式 … CMAM
      • 先進国REIT … eMAXIS & STAM
      • 先進国債券 … CMAM
      • 新興国株式 … eMAXIS
      • 新興国債券 … STAM
      ここで注意点があります。
      CMAMは30億口を下回った場合、償還されるリスクが明記されています。
      CMAMは後発の投資信託のため、現在の総口数が他の投資信託に比べて少ないのがリスクになります。
      現在のところ、CMAMはどれも10億口にも達していないため、推移を見守る必要があります。
      REITについては検討の結果、eMAXISとSTAMの両方を購入するのが良いという結果になりました。
      eMAXISはSTAMに比べて信託財産留保額が大きいこと、STAMはeMAXISに比べて信託報酬が大きこと、そしてどちらも運用経費がかかっていて償還リスクがあるためリスク分散を狙います。
      なお、ETFや国債現物を含めて検討すると以下のようになりました。
      • 日経255 … ETF (野村:1321など)
      • TOPIX … ETF (野村:1306など)
      • 国内REIT … ETF (野村:1343など)
      • 国内債券 … 国債現物 & CMAM
      • 先進国株式 … ETF (日興:1680やTOK)
      • 先進国REIT … eMAXIS & STAM
      • 先進国債券 … CMAM
      • 新興国株式 … ETF (日興:1681やVWO)
      • 新興国債券 … STAM
      おもしろいことにCMAM、eMAXIS、STAM、野村ETF、日興ETFとバラバラの選択になりました。
      リスク分散としてもよい分散具合です。
      TOPIXや国内REITは取引量から野村ETFを選択しています。
      先進国債券はETFに日興:1677が有りますが、1口4万円台後半で最小取引口数が10口、かつ出来高が小さいためCMAMを選択しました。
      新興国債券は以前検討した結果として、EMBではなくSTAMに軍配を上げています。

      [Skygear - 新興国債券のETF(EMB)と投資信託 (STAM)を比較してみました]
      http://skygear.blogspot.com/2009/12/etf.html

      ただ、中央三井アセットマネジメントと住信アセットマネジメントは親会社の中央三井トラスト・ホールディングスと住友信託銀行がグループ統合されるため、今後は1つの投資信託委託会社になりCMAMとSTAMは新商品に統合されるかもしれません。

      こうしてみると日本における投資環境もようやく充実してきた感があります。

      ★2010年7月31日 Update!
      [CMAMとeMAXISとSTAMを比較してみました (2010年7月) - Skygear]
      http://skygear.blogspot.com/2010/07/stam.html