以前にeMAXISとSTAMについて比較した記事を書きましたが、再度検討してみます。
[Skygear - eMAXISとSTAMを比較してみました]
http://skygear.blogspot.com/2009/11/emaxisstam.html
以下のインデックスファンドについて整理・比較してみます。
- 中央三井アセットマネジメント CMAM “e”シリーズ
- 三菱UFJ投信 eMAXISシリーズ
- 住信アセットマネジメント STAMインデックスシリーズ
インデックス | CMAM(TF) | CMAM(PR) | eMAXIS(TF) | eMAXIS(PR) | STAM(TF) | STAM(PR) | ETF(TF) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
日経225 | -- | -- | 0.42% | 0.0% | -- | -- | 0.252% (野村:1321) |
TOPIX | 0.3885% | 0.0% | 0.42% | 0.0% | 0.483% | 0.05% | 0.252% (野村:1306) |
国内REIT | -- | -- | 0.42% | 0.3% | 0.672% | 0.05% | 0.336% (野村:1343) |
国内債券 | 0.3885% | 0.0% | 0.42% | 0.0% | 0.462% | 0.05% | -- |
先進国株式 | 0.525% | 0.0% | 0.63% | 0.0% | 0.777% | 0.05% | 0.2625% (日興:1680) |
先進国REIT | -- | -- | 0.63% | 0.3% | 0.861% | 0.05% | -- |
先進国債券 | 0.525% | 0.0% | 0.63% | 0.0% | 0.672% | 0.05% | 0.2625% (日興:1677) |
新興国株式 | -- | -- | 0.63% | 0.3% | 0.8715% | 0.3% | 0.2625% (日興:1681) |
新興国債券 | -- | -- | -- | -- | 0.756% | 0.3% | 0.60% (外国:EMB) |
TF (Trust Fee):信託報酬
PR (Partical Redemption charge):信託財産留保額
参考として、国内市場に出ているETFの運用会社と証券コードも載せています。
投資信託のみで資産運用を行う場合の各インデックスの購入先を検討してみました。
- 日経255 … eMAXIS
- TOPIX … CMAM
- 国内REIT … eMAXIS & STAM
- 国内債券 … CMAM
- 先進国株式 … CMAM
- 先進国REIT … eMAXIS & STAM
- 先進国債券 … CMAM
- 新興国株式 … eMAXIS
- 新興国債券 … STAM
CMAMは30億口を下回った場合、償還されるリスクが明記されています。
CMAMは後発の投資信託のため、現在の総口数が他の投資信託に比べて少ないのがリスクになります。
現在のところ、CMAMはどれも10億口にも達していないため、推移を見守る必要があります。
REITについては検討の結果、eMAXISとSTAMの両方を購入するのが良いという結果になりました。
eMAXISはSTAMに比べて信託財産留保額が大きいこと、STAMはeMAXISに比べて信託報酬が大きこと、そしてどちらも運用経費がかかっていて償還リスクがあるためリスク分散を狙います。
なお、ETFや国債現物を含めて検討すると以下のようになりました。
- 日経255 … ETF (野村:1321など)
- TOPIX … ETF (野村:1306など)
- 国内REIT … ETF (野村:1343など)
- 国内債券 … 国債現物 & CMAM
- 先進国株式 … ETF (日興:1680やTOK)
- 先進国REIT … eMAXIS & STAM
- 先進国債券 … CMAM
- 新興国株式 … ETF (日興:1681やVWO)
- 新興国債券 … STAM
リスク分散としてもよい分散具合です。
TOPIXや国内REITは取引量から野村ETFを選択しています。
先進国債券はETFに日興:1677が有りますが、1口4万円台後半で最小取引口数が10口、かつ出来高が小さいためCMAMを選択しました。
新興国債券は以前検討した結果として、EMBではなくSTAMに軍配を上げています。
[Skygear - 新興国債券のETF(EMB)と投資信託 (STAM)を比較してみました]
http://skygear.blogspot.com/2009/12/etf.html
ただ、中央三井アセットマネジメントと住信アセットマネジメントは親会社の中央三井トラスト・ホールディングスと住友信託銀行がグループ統合されるため、今後は1つの投資信託委託会社になりCMAMとSTAMは新商品に統合されるかもしれません。
こうしてみると日本における投資環境もようやく充実してきた感があります。
★2010年7月31日 Update!
[CMAMとeMAXISとSTAMを比較してみました (2010年7月) - Skygear]
http://skygear.blogspot.com/2010/07/stam.html
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