Google Analytics

2009-09-27

VirtualBox × OpenSolaris を試してみました (その2/2)

【OpenSolarisのインストール】

1. OpenSolarisのISOイメージを入手します。
以下のサイトからx86アーキテクチャ用のISOイメージをダウンロードします。
[日本ポータル at OpenSolaris.org]
http://jp.opensolaris.org/

2. ISOイメージをVirtualBoxでマウントします。
仮想マシンの"CD/DVD-ROM"をクリックし「CD/DVD ドライブのマウント」にチェックを付けISO イメージファイルを選択します。
CD/DVD-ROM設定画面

3. 「仮想メディアマネージャ」から「追加」ボタンをクリックしダウンロードしたOpenSolarisのISOイメージを選び「選択」ボタンをクリックします。
仮想メディアマネージャ

4. VirtualBoxの初期画面から仮想マシンを選択し、「起動」ボタンをクリックします。
するとISOイメージからGRUBが起動し、Boot Menuが起動します。
「OpenSolaris YYYY.MM」を選択します (ここでは"OpenSolaris 2009.06"を選択しています) 。
GRUB Boot Menu on Bootable CD (ISO Iamge)

ここで次のようなウィンドウが表示される場合は「OK」ボタンを選択します。
自動キーボードキャプチャ機能

5. Keyboard layoutを選択するメニューが表示されるので「Japanese」を選択します。
Keyboard layout select

6. 使用言語を選択するメニューが表示されるので「Japanese」を選択します。
Desktop language select

7. これでOpenSolarisがISOイメージから起動するのでデスクトップから「OpenSolarisをインストールする」を実行します。
OpenSolaris on Bootable CD (ISO Iamge)

8. OpenSolarisインストーラが起動するので「次へ」をクリックしウィザードを進めます。
OpenSolaris インストーラ

9. インストールするパーティションを選択します。
10GBとあまり大きな容量の仮想ディスクを用意していないのでここでは1つのパーティションにインストールしています。
インストールパーティションの選択

10. タイムゾーン、日付と時刻の設定を行います。
「日本」を設定し「次へ」をクリックします。
タイムゾーン、日付と時刻の設定

11. 言語とロケールを設定します。
言語に「日本語」を、地域に「日本」を設定し「次へ」をクリックします。
言語と地域の設定

12. ユーザーの設定を行います。
rootのパスワード及び新規ユーザーの作成を行い、コンピュータ名を入力して「次へ」をクリックします。
新規ユーザー名やコンピュータ名は任意の名前を設定します。
ユーザーとコンピュータ名の設定

13. 最終確認画面が表示されるので問題がなければ「インストール」をクリックします。
OpenSolarisインストール最終確認画面


インストールが終わると完了を通知する画面になりリブートを促されます。
「リブート」をクリックし再起動を行います。
インストール完了画面

14. リブートが行われると仮想マシン上でISOイメージの起動メニューが表示されます。
ここでは仮想ディスクにインストールされたOpenSolarisを起動するため「Boot from Hard Disk」を選択します。
GRUB Boot Menu on Bootable CD (ISO Iamge)

15. 仮想ハードディスクにはGRUBとOpenSolarisがインストールされているためGRUBの起動メニューが表示されます。
ここで「OpenSolaris YYYY.MM」を選択します (ここでは"OpenSolaris 2009.06"を選択しています) 。

GRUB Boot Menu on Virtual HDD

16. OpenSolarisが起動しログインメニューが表示されます。
作成したユーザーでログインします。
OpenSolarisログイン画面

17. このままでも良いのですが、VirtualBoxでマウスカーソルを移動したときの動作などを制御してくれる「Guest Additions」をインストールします。
実行中の仮想マシンのメニューから「デバイス」->「Guest Additions のインストール」を選択します。
すると次のような画面が表示され仮想マシン内のOpenSolarisでISOイメージがマウントされます。
後はウィザードに従ってインストールしていきます。
Guest Additions をマウントしたときのメッセージ

18. 以上で完了します。仮想マシンはNATがデフォルトで設定されているため一般家庭でインターネットに接続できる環境があればそのまま接続できます。
OpenSolaris 起動画面


【VirtualBoxを試した感想】

無料でここまで利用できるとなるとVMware Playerより魅力を感じます。
VMware Playerを利用するには事前に何らかの仮想マシンイメージを用意する必要がありましたがVirtualBoxは必要ありません。
良い点を上げてみました。
  • Intel VT とAMD AMD-V をサポートしている。
  • Host OSのUSB接続機器をGuest OSが認識できる。
  • 仮想ハードウェアを容易に変更可能。
  • 64bit仮想マシンを作成できる。
  • Guest OSのインストールが容易。
  • ネットワーク設定が簡単なためHost OSがインターネット接続できていれば大抵Guest OSも接続できる。
  • サポートされるOSがWindows、Solaris、Linux、FreeBSD、Mac OS Xなど幅広い。
個人利用においては現在のところ一番魅力的な仮想マシンソフトであると思います。


関連記事
[VirtualBox × OpenSolaris を試してみました (その1/2) - Skygear]

http://skygear.blogspot.jp/2009/09/virtualbox-opensolaris-12.html

2009-09-26

VirtualBox × OpenSolaris を試してみました (その1/2)

x86アーキテクチャの仮想マシンソフトとしてVMwareやMicrosoft Virtual PC、Xenなどがあります。
そんな仮想マシンソフトのなかでも今回はVirtualBoxを試してみました。
VirtualBoxはサン・マイクロシステムズが中心となって開発が続けられている仮想マシンソフトです。
サン・マイクロシステムズはUnixであるSoiarisの開発元としても有名です。
VirtualBoxは個人利用においては無償で利用可能です。

今回はWindows上でVirtualBoxを動かし、仮想マシンのゲストOSとしてOpenSolarisを試してみました。
以下がインストール手順です。

【VirtualBoxのインストールと仮想マシンの作成】

1. 以下のサイトからWindows用のVirtualBoxをダウンロードしインストールします。

[Sun xVM VirtualBox]
https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads

起動直後の画面

2. メニューから「ファイル」->「環境設定」を開き「デフォルト ハードディスク フォルダ」と「デフォルト 仮想マシン フォルダ」の場所を変更します。
空き容量に余裕のあるドライブに変更すると良いでしょう。
VirtualBoxの環境設定

3. 初期画面から「新規」のボタンをクリックし、新規仮想マシン作成ウィザードを起動します。
そして「次へ」ボタンをクリックしウィザードを進めます。
新規仮想マシン作成ウィザード

4. 仮想マシン名とOSタイプを決定します。
今回はOpenSolarisを仮想マシンのOSとして使用するので「名前」を"OpenSolaris"にしました。
オペレーティング システム」は"Solaris"を、そしてVersionは"OpenSolaris"を選択し「次へ」ボタンをクリックします。
仮想マシン名とOSタイプ

5. 仮想マシンで使用するメモリを設定します。
VirtualBoxを動作させるマシンのメモリ容量に応じて仮想マシンのメモリ容量も変えてください。
今回は物理メモリの空き容量とSolarisの使用メモリを考慮して512MBとしました。
仮想マシンのメモリ設定

6. 仮想ハードディスクイメージを作成します。
今回は新規のため 「新規ハードディスクの作成」を選択し「次へ」ボタンをクリックします。
仮想マシンの仮想ハードディスク設定

すると、 新規仮想ディスク作成ウィザードが表示されるので「次へ」をクリックしウィザードを進めます。
新規仮想ハードディスク作成ウィザード その1

7. ハードディスク ストレージ タイプを決めます。
物理ハードディスクの空き容量が少ない場合は「可変サイズのストレージ」を、十分な空き容量がある場合は「固定サイズのストレージ」を選択し「次へ」をクリックします。
今回は固定サイズを選択しました。
新規仮想ハードディスク作成ウィザード その2

8. 仮想ディスクの場所とサイズを決定します。
デフォルトではVirtualBoxの環境設定で指定した場所に仮想マシン名と同じ名前で作成されます。
容量は用途にもよりますが評価・検証用として十分な10GBとしました。

新規仮想ハードディスク作成ウィザード その3

9. 仮想マシンのスペックの確認画面が表示されます。
スペックに問題がなければ「完了」をクリックします。
新規仮想マシンの設定最終確認画面

10. VirtualBoxの初期画面に戻ってきます。
これでOSがインストールされていない、空っぽの仮想マシンが作成されているはずです。
作成された仮想マシン (OSは未インストール)


「その2/2」では作成した仮想マシンにOpenSolarisをインストールしていきます。


[VirtualBox × OpenSolaris を試してみました (その2/2) - Skygear]
http://skygear.blogspot.jp/2009/09/virtualbox-opensolaris-22.html

2009-09-13

目標設定式

目標は明確なイメージを持つと達成の可能性が高まると言われています。
現在、私は目標設定の時に以下のような式を考えています。

   目標 (Goal) = 願望 (What:何を?) × 時間 (When:いつまでに?) × 行動 (How:どうやって?)

ただ、個人の目標と組織の目標は方向が一致するとは限らないものです。
個と群の目標設定はバランスをとることを必要とするのです。

2009-09-12

ドル建て外貨預金を解約

2006年7月に積んだドル建て外貨預金を解約しました。
損切りです。

[外貨による資産運用開始 - Skygear]
http://skygear.blogspot.com/2006/07/blog-post_15.html

新生銀行で契約した仕組み預金の片割れ、外貨定期預金の満期日が2009年7月に来ました。
しかし、以下の理由から今後も円高ドル安が進行すると判断し1ヶ月ほどかけてドルを円に戻しました。
ちなみに、現在のレートは当時の115.24円 (定期にしたときの為替相場) を大きく下回って90円台です。
  • アメリカで民主党政権が発足したがアメリカの民主党政権はドル安を容認する。
  • 日本で民主党政権が発足するが、民主党は自民党に比べて円高ドル安を容認する。
  • 民主党の小沢氏は外貨準備高に関して切り崩すべきとの発言をしたことがある。
    →外貨準備高のほとんどはドルのためドル安へ向かいやすい。
  • 為替相場は民主党政権発足後、少しずつ円高ドル安に向かっている。
損失額は-151,326円。

以下の損切りしたときの損失は証券のトレードによって全て回収できましたが、新たに損失を出してしまいました。

[一部国債ファンドを「損切り」 - Skygear]
http://skygear.blogspot.com/2009/02/blog-post_11.html

為替って難しいですね。