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2017-06-11

日本のマスメディアはニュースの質を高め一貫性のある報道を行うよう努めるべき

先に以下の2つの記事からの引用を読んでみて下さい。

[天下りあっせんで引責辞任 前川次官の退職金は8000万円 - 日刊ゲンダイ]
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/198059
──2017年1月23日の記事:引用ここから────────
 文科官僚は国民の税金で私腹を肥やしているのである。
これはれっきとした賄賂罪 (収賄罪) 。
安倍内閣は横領次官を懲戒免職にすべきである。
その上で検察は、この次官を収賄もしくは横領の罪で逮捕するべきだ。
(ジャーナリスト・若林亜紀)
──2017年1月23日の記事:引用ここまで────────

[「総理のご意向」文書を告発 前川前次官は怖いもの知らず - 日刊ゲンダイ]
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/206071
──2017年5月26日の記事:引用ここから────────
 前川氏は、年商812億円を誇る世界的な産業用冷蔵冷凍機器メーカー「前川製作所」の御曹司で、妹は中曽根弘文元外相に嫁いだ“華麗なる一族”の出だ。
 当然、官邸の横やりで天下り先を失っても困らないため、政権の裏側で何が起きているのか、その腐敗の真相を遠慮なく暴露できる。
 すでに「告白の内容はまだおとなしい。昨年12月に新設が合意に至る直前の“ご意向”圧力は特に凄まじかったようです。
まだ表に出ていない文書もあるはず。
前川氏は面倒見がよく、人望がありますから、歴代次官OBや“奇兵隊”と称する後輩の現職官僚も味方しています」
(文科省関係筋)との声もある。
──2017年5月26日の記事:引用ここまで────────
依願退職した前川前次官に対しての公務員批判を通して政府 (行政府含む) 批判をしたかと思えば、同じ前川前次官を持ち上げての政府批判。
しかも、記事に一貫性もなければ、推測ばかりで根拠も薄弱。
記事を書いている記者が違うからなのでしょうけれども、同じ部局で作成された記事なら偏向報道にならないよう、ロジカルに記事を作成してこそのジャーナリズムでしょう。

このようなケースは大手新聞社をはじめ、日本のマスメディアでは多く見られます。
先日もフジテレビのTV番組「ワイドナショー」における宮崎監督引退宣言を謝った情報源から引用して紹介するケースがあり、謝罪に至っています。

[ワイドナショー - フジテレビ]
http://www.fujitv.co.jp/widna-show/
──お詫び:引用ここから────────
2017年5月28日(日)10:00~11:15放送の「ワイドナショー」において「宮崎駿『引退撤回』新作長編アニメ始動!」という内容を放送いたしました。
その中で宮崎駿氏の過去の引退に関わる発言としてフリップで紹介した内容が、実際には宮崎駿氏の発言ではなかったことが分かりました。
真偽を確認しないまま放送に至り、宮崎駿氏並びに関係者の皆様、視聴者の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
──お詫び:引用ここまで────────

日本のマスメディアは、ニュースの質を高め、一貫性のある報道を行うよう、努めてほしいものです。

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