ハードウェアのファームウェアやBIOS用に、フロッピーディスクから起動しなければ利用できないツールやアップデートが提供されることがあります。
最近はFDD (フロッピーディスクドライブ) がないPCも増えていますが、その場合にブータブルCDを作って対処する方法を書いてみます。
◆ファイルがWebで提供され、PCにFDDがない場合
(1)仮想フロッピーディスクドライブを作ります。
Virtual Floppy Driveというソフトウェアを使って、仮想フロッピーディスクドライブを作成します。
[Virtual Floppy Drive]
http://chitchat.at.infoseek.co.jp/vmware/vfdj.html
FDDがないPCであれば、仮想FDD (ここではAドライブとして説明) が作成されます。
実態は仮想FDイメージファイルに書き込まれます。
(2)仮想FDをフォーマットします。
Aドライブのプロパティを開いてフォーマットを行います。
「クイック フォーマット」のチェックは外して行ってください。
これで仮想FDがフォーマットされます。
(3)アップデート用FDを作成します。
ファームウェアアップデートなどをWebからダウンロードし、そのアップデートの説明に従ってAドライブにアップデータ用FDを作成します。
(4)FDイメージをCDのISOイメージに変換します。
上記でできあがった仮想FDのイメージファイルをCD-Rに保存できる形式に変換します。
[起動FDイメージをISOイメージに変換するプログラム]
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Cupertino/3686/fdtoiso.html
上記のリンクから、変換プログラムをダウンロードし、仮想FDのイメージファイルをISOイメージに変換します。
フォーマットがFAT以外のFDイメージも問題なく使用できます。
(5)CD-R/RWに保存します。
できあがったISOイメージをCD-RまたはCD-RWにライティングソフトを使って記録します。
ISOイメージの記録方法はライティングソフトの説明に従ってください。
(6)できあがったCD-R/RWでCDブートします。
できあがったCD-R/RWでCDブートできれば成功です。
◆ファイルがFDで提供され、PCにFDDがない場合
(1)ツールやアップデートの入ったFDをFDイメージに変換します。
FDDがついているPCを使います。
お友達や学校のPCなどを使わせてもらいます。
以下のツールでFDイメージを作成します。
[RawWrite for Windows]
http://www.chrysocome.net/rawwrite
レジストリなどは一切使用しないためお友達のPCでも安心して使うことが出来ます。
FAT以外のフォーマットのFDもFDイメージに変換できます。
(2)FDイメージをCDのISOイメージに変換します。
上記でできあがったFDのイメージファイルをCD-Rに保存できる形式に変換します。
[起動FDイメージをISOイメージに変換するプログラム]
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Cupertino/3686/fdtoiso.html
上記のリンクから、変換プログラムをダウンロードし、仮想FDのイメージファイルをISOイメージに変換します。
(3)CD-R/RWに保存します。
できあがったISOイメージをCD-RまたはCD-RWにライティングソフトを使って記録します。
ISOイメージの記録方法はライティングソフトの説明に従ってください。
(4)できあがったCD-R/RWでCDブートします。
できあがったCD-R/RWをターゲットのPCに入れ、CDブートできれば成功です。
媒体がCD-R/RWなので、ファイルをバックアップするような機能は全て使えません。
これらの方法は推奨されている方法ではないので、行う場合は自己責任で試してみてください。
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