ソフトバンクモバイルがMNP(番号ポータビリティ = 番号そのままで携帯電話を他社に切り替えできる)サービス開始前に突然、「¥0」キャンペーンを実施しました。
通話無料、電子メール無料、新規携帯電話無料などのキャンペーンです。
…しかし、但し書きがたくさんあって、
(1)フトバンクモバイル同士以外は通話無料、電子メール無料にはならないこと
(2)通話無料には、「時間帯」×「通話時間」に一部基準を超えると有料になるケースがあること
(3)予想外割が適用できるプラン、キャンペーン期間が限られること
などの制限があります。
また、新規携帯電話無料も、実は、ハイエンド端末では、ソフトバンクの割引価格上限を超えた価格の場合、その差額が基本料金に上乗せされるケースもあります。
言葉にだまされず、よく調べてから契約しましょう。
さて、実は他にも問題があります。
先週、ソフトバンクモバイルのMNPシステムに障害が発生しましたが、ソフトバンクモバイル自信のシステム限界に端を発していたにもかかわらず、一部のショップで「docomoやauのせいで切り替えできなくなった」と虚偽の説明をした事実が明らかになっています。
また、総務省が介入するのもYahoo! BB (現ソフトバンクBB)、日本テレコム(現ソフトバンクテレコム)に続いて同じソフトバンクグループで3回目となります。
信頼を一時的に捨てることや総務省を無視することも3回目となると、もはや確信犯的な行動としか思えません。
ただ、MNPシステムは、旧Vodafoneのシステム開発部門が行っています。個人情報を取り扱う複雑なシステム開発を完成させたのに、新社長の突然の発表で「予想外のシステム負荷」となったことには同情します。
さらに、大変なのは、突然、新契約プランが同時発表されたことです。
新しいプランは突然に発表されたため、課金システムにまだ組み込まれていません。
今、ソフトバンクモバイル(旧Vodafone)システム開発部門は必死になって新プランや割引プランのシステム改修を実施しているでしょう。
システム改修に与えられた期間は1ヶ月も無いのですから。
つまり、短期間の開発を強いられており、十分な新システムのテストを行う時間がとれないと予測されます。
結果、ソフトバンクモバイルは、今月末や来月末に課金システムに障害か、不具合がでると思われます。
結局、しわ寄せは顧客と短期間の開発を強いられたシステム開発部門に行くのです。
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