堀江貴文氏が逮捕されテレビから退場しましたが、ライブドア事件は民放にも責任があると思います。
視聴率がとれるからと、このような人達を持ち上げてきたのですから。
羽越線の特急事故の時のニュースもそうです。
コメンテーターが「過去3年間でこれだけ強風で停車や徐行運転をしている区間なのに、JRはなにをしていたのでしょう」という発言をしていましたが、あまりにもいい加減すぎます。
1972年に現在の特急いなほが運行されてから30年以上、このような事故はありませんでした。
しかも、原因は爆弾低気圧によって発生した竜巻の可能性が高いという見解が最近だされました。
専門家に聞いても、このような爆弾低気圧の予測はかなり困難とのことでした。
半端な知識で適当なコメントを言うだけのコメンテーターは不要です。
しかし、この事故の原因は、ホットな情報ではないとして、ほとんど配信されることはありません。
視聴率を求める番組作りには、時事のより刺激的な情報が採用されるからです。
「イエスの箱船事件」を知っていますか?
多くの女性がホステスなどをしながら生活費を稼ぎ、千石剛賢氏と聖書の研究会をし、事件に発展したものです。
しかし、「イエスの箱船事件」で逮捕された千石剛賢氏はその後無罪判決、つまり冤罪が認められ、その時の信者も全員が家族の理解を得てイエスの箱船に戻り、活動を再開しました。
この事件を悪しき事件として報道したマスコミは多くても、この結末を積極的に報道したマスコミは皆無に等しいのです。
刺激のない情報は配信されません。
他の例としては、少年犯罪の件数は戦後の中では現在が最も少ないという事実がまったく報道されていないことがあげられます。
刺激的ではないからです。
マスコミは「また、少年による凶悪犯罪が発生しました」といった刺激的な事件をとらえ、真実を隠した方が視聴率がとれると考えているからです。
もちろん、これらの犯罪を看過することはできませんが、少年犯罪が増加している印象を与えられている人がどれほどいるでしょうか?
「ペンは剣より強し」と歪んだ特権意識を持ち、結果、報道の価値を落としているのではないでしょうか?
中越地震でもボランティアを装った取材活動したものがいたなど、人間としてなにかが欠落していませんか?
強きをけなし、弱きを挫くのがマスコミの正しいあり方なのでしょうか?
たしかに、マスコミにとってのお客様は、広告主であり、視聴者ではありません。
強制でもないのだから、見たくなければ見なければいいのです。
しかし、そのような人は少ないのが現状です。
テレビや新聞などのマスコミは影響力が大きいメディアであり、その影響力を認識しています。
ならばこそ、マスコミは報道倫理のあり方を考えるべきではないでしょうか?
ライブドアの件が一つのきっかけとなり、よい方向にマスコミが向かうことを祈っています。
[ポチは見た!~マスコミの嘘と裏~]
http://www.geocities.co.jp/SweetHome/8404/
内部から見たマスコミの実体を紹介しているサイトです。お勧めです。
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