2012-12-23

VirtualBox × CentOS を試してみました (その2/3)

前回、仮想マシンの作成とCentOSのインストール用ISOイメージのマウントまで行いました。
今回はCentOSの仮想マシンへのインストールを行っていきます。


CentOSの仮想マシンへのインストール】

  1. 仮想マシンの起動とCentOSインストール開始

    CentOSのインストールディスク (ISOイメージ) をマウントしている状態で、VirtualBoxからCentOSをインストールする仮想マシンを選択し、「起動」ボタンをクリックします。
    すると、仮想マシンが起動し、CentOSインストールディスクの起動メニューが表示されます。
    CentOSインストールディスク起動メニュー
    「Install or Upgrade an existing system」を選択して「Enter」キーを入力します。
    すると次の画面が表示されます。
    OSインストーラ「Anaconda」のGUIモード
    この画面が表示された場合は、CentOSのOSインストーラ「Anaconda」のGUIモードの起動に成功したことを意味します。
    GUIモードの起動がうまくいかない場合は、「Anaconda」はCUIモードで起動します。
     
  2. 言語とキーボードの選択

    ウィザードを進めると、言語選択画面が表示されます。
    「Japanese (日本語)」を選択して次に進めます。
    言語選択画面
    次にキーボードの種類選択画面が表示されます。
    「日本語」を選択して次に進めます。
    キーボード選択画面

  3. ストレージデバイスタイプの選択

    ウィザードを進めると、ストレージデバイスタイプの選択画面が表示されます。
    SAN (Storage Area Network) は使用しませんので、「基本ストレージデバイス」を選択して次に進めます。
    ストレージデバイスタイプ選択画面
    すると、仮想ハードドライブを使用するためデータ破棄に関する警告が表示されます。
    もとよりCentOS専用の仮想ハードドライブで、空っぽですから「はい。含まれていません。どのようなデータであっても破棄してください。」を選択して次に進めます。
    ストレージデバイスの警告

  4. ホスト名とネットワーク設定

    ウィザードを進めると、ホスト名設定画面が表示されます。
    今回は「CentOS.VirtualMachine」としました。
    ここは、サーバの用途や目的、独自の命名規則に従って任意に設定します。
    コンピュータのホスト名の指定画面
    「ネットワークの設定」ボタンをクリックします。
    DHCPによる自動IPアドレス割り当てなどを行っている環境なので、「自動接続する」にチェックを付けます。
    ここは、利用環境に応じて任意に設定します。
    ネットワークの設定ウィンドウ

  5. タイムゾーンの設定

    ウィザードを進めると、タイムゾーンの設定画面が表示されます。
    デフォルトのまま、「アジア/東京」を選択します。
    また、「システムクロックで UTC を使用」のチェックはそのままにします。
    これは、VirtualBoxがデフォルトでシステムクロックにUTCを使用するためです。
    タイムゾーンの設定画面

  6. rootユーザーのパスワード

    ウィザードを進めると、rootユーザーのパスワード設定画面が表示されます。
    任意のパスワードを設定します。
    root以外の通常利用するユーザーの設定は、後ほどの初期設定で行います。
    rootユーザーのパスワード設定画面

  7. パーティションの設定

    ウィザードを進めると、デバイス (ハードドライブ) に対してどのようなパーティションの使い方を行うか、設定を選択する画面が表示されます。
    今回は、仮想ハードドライブは空っぽですので「すべての領域」を使用するを選択します。
    パーティション利用タイプ選択画面
    「パーティションのレイアウトをレビューまたは修正する」にチェックを付けてウィザードを進めると、レビュー画面が表示されます。
    パーティションのレイアウトのレビュー画面

  8. デバイスのパーティション書き込み

    ウィザードを進めると、デバイス (ハードドライブ) に対してフォーマットを行うことに関する警告が表示されます。
    「フォーマット」をクリックして次に進めます。
    フォーマットの警告
    次に、ストレージに書き込みを行う最終確認ウィンドウが表示されます。
    「変更をディスクに書き込む」をクリックし、次に進めます。
    ストレージ構成をディスクに書き込む最終確認ウィンドウ

  9. ブートローダーのインストール

    ストレージ構成が完了すると、ブートローダーのインストール画面が表示されます。
    今回はデフォルトのまま次に進めます。
    ブートローダーのインストール画面

  10. CentOSのインストールオプション

    ウィザードを進めると、CentOSのインストールオプション選択画面が表示されます。
    今回はデフォルトの「Minimal」を選びました。
    追加のソフトウェアの細かいインストールオプションは次で行うため、「今すぐカスタマイズ」のラジオボタンを選び、次に進めます。
    CentOSインストールオプション選択画面
    「今すぐカスタマイズ」のラジオボタンを選択してウィザードを進めると、追加のソフトウェアオプション選択画面が表示されます。
    VirtualBoxの「Guest Additions」をLinuxにインストールするためには、相応の開発環境とライブラリが必要なため、それらは選んでおきます。
    後は、それぞれの目的に応じたソフトウェアを選択していきます。
    デスクトップ環境はCentOSデフォルトのGNOMEか、KDEを選択しておくと良いでしょう。
    追加のソフトウェア選択画面

  11. インストールの実行

    ウィザードを進めると、CentOSのインストールが開始されます。
    プログレスバーが表示され、進捗が確認できます。
    CentOSインストールのプログレスバー
    場合によってはメディア交換を促されるかもしれません。
    その場合は、仮想マシンの設定からマウントするメディアを変えてみて下さい。
    インストールが完了すると、次のインストール完了通知画面が表示されます。
    CentOSインストール完了通知画面
    仮想マシンの設定から、CentOSのインストールメディアをアンマウントしておきます。

これで、仮想マシンへのCentOSのインストールは完了です。
次回は、CentOSの初期設定を行っていきます。


【関連記事】
[VirtualBox × CentOS を試してみました (その1/3) - Skygear]

[VirtualBox × CentOS を試してみました (その3/3) - Skygear]


※以下はOpenSolarisインストールの時の記事

[VirtualBox × OpenSolaris を試してみました (その1/2) - Skygear]

[VirtualBox × OpenSolaris を試してみました (その2/2) - Skygear]

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