日本における格付機関は5社あり、格付記号は以下の通りです。「ムーディーズ」はムーディーズ・ジャパン、「他の4社」はスタンダード&プアーズ・レーティング・ジャパン (S&P) 、フィッチ・レーティングス・ジャパン、日本格付研究所 (JCR) 、格付投資情報センター (R&I) です。
長期債及び発行体格付の格付記号
信用リスク | ムーディーズ | 他の4社 |
---|---|---|
信用リスクが低い (信用力が高い)
|
Aaa
|
AAA
|
↑
|
Aa
|
AA
|
↑
|
A
|
A
|
↑
|
Baa
|
BBB
|
信用リスクが中程度の水準
|
Ba
|
BB
|
↓
|
B
|
B
|
↓
|
Caa
|
CCC
|
↓
|
Ca
|
CC
|
信用リスクが高い (信用力が低い)
|
C
|
C
|
実際には、これらを更に「+」と「-」で2分割する等して表記します。例えば、AでAAに近い格付けであれば「A+」、BBBに近い格付けであれば「A-」となります。
リーマンショック時に信頼が揺らいだ格付けですが、未だに影響力は強いので、長期国債などの投資適格 (信用リスク) 判断には多少、気に掛けておくのが良いかもしれません。国債など、同じカテゴリーであれば、比較には使えそうです。