2020-07-12

マイナポイント予約システムは使い勝手が悪い

2020年7月1日から、総務省によるマイナンバーカードを持つ人に買い物などで使える各社ポイントサービスを経由して還元する「マイナポイント」の利用申し込みの受け付けが始まりました。

マイナポイント (イメージ、出典:総務省)

[マイナポイント事業 - 総務省]
https://mynumbercard.point.soumu.go.jp/

 マイナポイントの予約にはまず、以下を用意する必要があります。

  1. マイナンバーカード (通知カードではない)
  2. マイナポイントアプリ対応スマートフォン、または、インターネットに接続できるパソコン
  3. パソコンの場合はマイナンバーカードに対応したICカードリーダーライター
  4. マイナポイント対応のポイントサービスのポイントサービス番号
私のスマートフォンは ZenFone 3 (ZE520KL) なので、マイナンバーカードを読み取る機能はありません。

パソコンからICカードリーダーライターを使って手続きを行います。

パソコンでのマイナポイントの利用申し込みにおいては、OS (Windows8.1 または Windows 10) がインストールされたパソコンであること、そしてなんとWebブラウザには「Internet Explorer 11」を使用することが条件です。

「Google Chrome」や「Firefox」、「Microsoft Edge」などでは、申込を行うことができません。

「JPKI利用者ソフト」に依存した作りだからでしょうけど、2009年の7月1日に開始された政府のエコポイント申請システム (Salesforceのクラウドベースで構成) と比較すると、構築時間・費用、そして利用のための要件が悪く、費用対効果と使い勝手が悪いシステムになっています。

DX (デジタルトランスフォーメーション:ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させるという概念) が中央官庁からすら聞こえてくるこのご時世にマイナポイント予約はシステムの使い勝手が悪いのはいただけません。

マイナンバーカードを用いたシステムは、どれも使い勝手が悪いため、今後の改善に期待します。