2016-02-21

Google、写真共有サービスを「Picasa」から「Googleフォト」に一本化へ

Googleは2016年2月12日に、写真共有サービスとして「Picasa」を終了し、「Googleフォト」に一本化する方針を発表しました。

[Moving on from Picasa - Picasa Blog]
http://googlephotos.blogspot.jp/2016/02/moving-on-from-picasa.html


  1. 2016年3月16日以降はPicasaデスクトップアプリケーションのサポートが無くなります。
  2. 2016年5月1日に「Picasa」が終了します。
  3. 2016年5月1日以降は「Googleフォト」にログインすることで、それまで保存してきたPicasaのWebアルバムをGoogleフォト上で引き続き利用できます。
Google Photosに乗り換えたい人のために、デスクトップアップローダーアプリケーションが下記に用意されていますので、今後は、これを使用した方が良いでしょう。

[Googleフォト・アップローダ - Googleフォト]

Picasaでは、これまで2048×2048ピクセルまでの写真と15分までの動画は無料で無制限に保存できました。

[Google+でPicasa ウェブ アルバムが事実上、保存容量無制限に - Skygear]

Googleフォトではこの条件が緩和されており、写真なら4Kオーバーの16メガピクセル (1600万画素) まで、動画ならフルHD (1920×1080ピクセル) まで無料保存可能となりました。
これらを超過した場合はGoogleドライブの容量を消費します。

これまで4K2K (3840 x 2160) のデジカメ写真は、Picasaデスクトップアプリケーションの自動リサイズ & アップロード機能により保存してきましたが、Googleフォトに切り替えることでこれらのデジカメ写真をリサイズせず、かつ、容量を気にせずアップロード可能になりました。

2016年3月16日以降はPicasaデスクトップアプリケーションのサポートが無くなるのは残念ですが、今後はGoogleフォトのアプリケーションの発展に期待です。

2016-02-11

「MMF」を扱う資産運用会社11社全てが事実上の販売を停止

1月29日に日本銀行は初めてマイナス金利を導入すると発表しました。
銀行が日本銀行の当座預金に預けている資金のうち、一部にマイナス金利が適用されます。

影響は限定的とは言えず、2月9日に10年物国債利回りが日本で初めてマイナス金利になりました。
(2015年1月のスイスに続いて世界でも2例目)

さて、利付き国債の金利も気になりますが、目下、問題ととらえているのはMMF (Money Management Fund:マネーマネジメントファンド) です。

日本国債などで運用する投資信託の「MMF」を扱う資産運用会社11社全てが、事実上販売を停止しました。
例えば、大手の野村アセットマネジメントは2月9日から新規の販売を停止すると2月5日に発表しました。
運用会社によっては、申し込みは受け付けるものの、運用状況次第で4月に払い戻す可能性があるケースもあります。

私が投資していたMMFも、償還の案内が届きました。
おそらく、この償還は成立し、4月に実行されます。
「MMF」は資産運用会社11社全てが、事実上販売を停止してしまったため、代替商品も見つからずどうしたものかと思案しています。

国内債券ファンドに投資するか、定期預金にして現金でストックするか…。
いずれにしてもMMFの代わりは、当面、存在しないことは確定です。